みかんがはじけてコタツムリモード

企画

今回の記事は
「3000字チャレンジ」
というお題に対する挑戦記事となります。
ルールは以下の通り↓

大学のレポートを書いて以来、久しくまともに3000字もまとまった文章を書く機会に出会っていませんが、
たまにはこういう企画に参加してがっつり文字を書いてみるのもいとをかし。

ということで、早速テーマに沿って書いていきたいと思います。

みかんの学術的ルーツを追う

日本ではすっかり冬の名物のひとつとしてお茶の間登場率の高いみかん。
こたつの上に置かれたカゴいっぱいのみかんなどが代表的なシーンだろう。

そんなみかんは漢字で書くと蜜柑。

そんなみかんは、ミカン科に属している柑橘類なのですが、
ミカン科自体は約150属、900種類から構成されています。
ミカン科にはミカン亜目のミカン属、キンカン属、カラタチ属といった柑橘類の他、
香辛料や薬用に用いられるもの、有毒植物や観賞用に育てられているものなど、
150属900種類もあれば、その容量用法も多岐に渡ります。

ところで、150属と言われると初期ポケモンの種類くらいか…と思うのは私だけでしょうか。

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みかんの栄養について考える

みかんを食べて摂取できる栄養成分

みかんを始めとした柑橘類と聞くと、やはり「ビタミンが豊富」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

実際に、みかんにはお肌に嬉しい栄養成分の代表格ビタミンCが豊富に含まれていて、
成人1人あたりの1日に必要な摂取量である50mgを摂取するためには、
Mサイズのみかん2個分程度で足りるくらいにはたくさん入っています。

ビタミンCは風邪の予防・治療にも一定の効果が見られるという説も(プラセボ効果では?という見方も)あり、
特に風邪を引きやすい冬という季節に日常的にみかんが食べられるようになったのも、
もしかしたら先人の知恵という側面もあるのかもしれませんね。

ちなみに、みかんにはビタミンCの他にも、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンE、
カリウムやミネラル類、クエン酸などが含まれています。

クエン酸といえば、疲れた身体に効く栄養成分の一つ。
元運動部としてはどちらかというとはちみつレモンの方がよくお世話になりましたけどね…

タッパーいっぱいに入った蜂蜜漬けのレモンを持たされた日々は、今となっては良き思い出です。

みかんのカロリーについて

ちなみに、甘い果物ということで、女性のみなさんは特にきになるであろうみかんのカロリーですが、
意外なことに?そんなに高くはありません。

種類にもよりますが、みかんのカロリーは100gに対して、約40〜70kcal程度。
同じ100gでもご飯で約168kcal、牛肉は約286kcal、ポテチは約554kcal程度。

みかんを始めとした果物類は、水分量も多いため、重さや容積に比して、低カロリーなのです。

ただ、糖尿病患者さんのように、カロリーや糖類の摂取について厳しくコントロールしなければならない方は、
注意が必要です。かかりつけの医師とよく相談しましょう。

みかんの筋、取る?取らない?

みかんの皮をむいて、いざ食べよう、となった時。
ここで大抵の場合、一つの論争が起きます。

ズバリ、みかんの白い筋を取るか取らないか!

取った方が美味しいんだよね、という人も中にはいらっしゃるかと思いますが…
実はこれ、栄養の観点からいうと非常にもったいない行為なのです。

みかんの白い筋「アルベド」には、豊富な食物繊維のほか、
みかん本体よりも多く、実に300倍ものビタミンPが含まれています。
この、耳慣れない栄養分ビタミンPですは、ビタミン様物質と呼ばれるもので、
ヘスペリジン、ルチン、エリオシトリンなどの総称です。

こうしたビタミンPのうち、みかん由来のポリフェノールがヘスペリジンという成分。
みかんなどの柑橘類に多く含まれています。

このヘスペリジンですが、中性脂肪を分解してくれる効果があるとのこと。
中性脂肪が増えると善玉コレステロールが減少し、悪玉コレステロールを増加させてしまうので、
動脈硬化や脳血栓や心筋梗塞の原因にもなってしまいます。

また、ビタミンPは、ビタミンCと協力して毛細血管のメンテナンスを行う力があります。
毛細血管から出血したり、細胞内に細菌が進入したりしないよう調整してくれるのです。

毛細血管のメンテナンスを怠ると、シミやしわができやすくなったり、といった老化現象が進むことも…

こうしたことを踏まえて、もしこれからみかんを見かけたときは、
ぜひ白い筋を向かずに食べていただきたいところです。

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みかんにまつわるエトセトラ

と、ここまでみかんにまつわる一般的・真面目なお話をしてきたところで、
ここからはみかんに関連するエピソードなどをご紹介していきたいと思います。

SEX MACHINEGUNS みかんのうた

本記事作成のルール上画像などでの装飾がNGということで、動画などの掲載は控えますが。
「みかん」というテーマを目にした時にまず思い出したのがこれ。

正確には、
「やたらみかんって連呼する歌があった気がするんだけどなんだったけな」
というふんわりとした記憶しか最初は出てこなかったんですが、

検索画面に
「みかんみかんみかんみかん」
と入力したらタイトルもアーティスト名も瞬時に教えてくれました。Google先生は偉大です。

ちなみにこの『みかんのうた』
SEX MACHINEGUNSの4枚目のシングルとして1999年にリリース。
ボーカルのAnchangさんの故郷・愛媛県の名産物であるみかんをテーマにした、
ユーモラスかつ故郷への愛に溢れた歌詞もあって、SEX MACHINEGUNS初のヒット曲に。

なお、この曲の歌詞の中に「ポンジュース」が登場するのですが、
そのおかげもあって、ポンジュースの製造元であるえひめ飲料から、
愛媛での公演の際は必ずポンジュースが差し入れされる、というエピソードも。

とにかく、この曲を一度聴いたらあなたもみかんみかんみかんみかーん!と叫びたくなるはず。

世界にはばたけ愛媛のみかん!!

蛇口からみかんジュースは本当に出るのか?

「愛媛県では蛇口からみかんジュースが出るところがある」

というエピソードを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

各家庭にはみかんジュースが出てくる蛇口が別に設置されている。
学校の蛇口に、みかんジュースが出てくる箇所がある。

など、派生エピソードもあったりしますが、さすがにこれは誇張表現とのこと。
愛媛県庁のホームページにも「作り話ですよ!」と書かれている始末…。

とはいえ、この伝説を実際に体験できる場所もあるのです。

その場所というのが、『えひめ愛顔の観光物産館』。
愛媛県のお土産がたくさん販売されているこの場所のひと区画に、
100円で販売されている紙コップを購入することで、
みかんジュースが出てくる蛇口を体験できるスポットが設置されています。

愛媛県に行かれる際はぜひ立ち寄ってみてくださいね!

『えひめ愛顔の観光物産館』
住所:〒790-0004 愛媛県松山市大街道3丁目6-1 岡崎産業ビル1F
電話番号:089-961-4501
開館時間:9:00〜18:00

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みかんまとめ

というわけで、ここまでみかんの学術的な話から栄養について、
みかんにまつわる派生話など、ひと記事丸々みかんでお送りしてきました。

いい加減みかんがゲシュタルト崩壊を起こしそうです。

みかんみかんみかんみかーん!

とりあえず、こたつに入ってみかんを食べたい…ところなのですが、我が家には残念ながらこたつがありません。
なので、とりあえずみかんを入手して、エアこたつみかんと洒落込みたいと思います。

それでは、本日はこの辺で。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)