家にいながら旅気分?!patoさんのオススメ記事5選

お出かけスポット

突然ですが私は昨年の2019年の11月にこんな記事を書きました。

やりたいこと100のリスト 2020年版
「人生でやりたいこと100のリスト」 「ウィッシュリスト」 こんな言葉を一度はどこかで目に耳にしたことがある人は多いの...

その中で結構な項目数を割いたのが「行きたい場所・やりたいこと」という部門。

そう、昨年11月時点ではまさか新型コロナウィルスによって不要不急の外出を自粛しなければならない事態に陥ることになるとは夢にも思っていなかったので、

いろんな行きたい場所ややりたいことなど
「お出かけありき」
で書いていたんですね。想像を膨らませ、ワクワクしながら。

とはいえ、ゴールデンウィークいっぱいまでと設けられた緊急事態宣言による外出自粛要請も期間を延長しようかという最中、オチオチ急を要さない外出をしている場合ではありません。

数年訪ねることができていない祖父母の家にも今年こそ行きたかったのですが、今は諦めるより他ありません。

とはいえ、外出自粛要請前は仕事のない日は何かしら予定を入れて外出することが多く、自宅はほぼ寝に帰る場所に近かった状態の私にとっては、

予定のない休日をどう過ごしていいものか、いまだにペースを掴めずにいる部分もあります。

また、せめて気分というか妄想の世界だけでも、旅行や外出の雰囲気を楽しめないものかな、とあれこれ考えていたんですが、

そんな時にふとタイムラインにこの記事が流れてきたのでした。

これは旅行やお出かけの類の記事ではなく、タイトルにある通り「コタツ記事」ではあるんですが、注目すべきはそこではなく、この記事のライターがpatoさん(@pato_numeri)だということです。

知ってる人は知ってるし、知らない人は知らないかもしれないけれど、たくさん歩いたりたくさん電車に乗ったりして日本全国あちこちでの(なかなか過酷な)体験を

おでかけ体験型メディア SPOT

などで連載(?)されているライターさんの1人なのです。

「家にいながら外出気分を味わうには、今こそpatoさんの記事なんでない?」

ということで、今回は個人的に思う、おでかけ・旅行気分を味わえるpatoさんの記事ベスト5を勝手に紹介していきたいと思います。

ちなみにpatoさんは他メディアでも多く記事を書かれていますが、今回は「おでかけ体験型メディア SPOT」での記事に限定しての紹介となります。

なお、これから紹介する記事の中には多く、「駅メモ! – ステーションメモリーズ!-」というアプリが登場します。

このアプリは「おでかけをもっとたのしく。」をコンセプトにしたゲームで、スマホなどの位置情報(GPS)を利用してその場所の近くにある駅をコレクションしていく、といった内容になっています。

駅の陣取り合戦、という側面の他、旅行の際などの移動記録としても楽しめるので、もし興味を持った方はぜひダウンロードしてみてください。

駅メモ! - ステーションメモリーズ!-

駅メモ! – ステーションメモリーズ!-
開発元:g1dash, Inc.
無料
posted withアプリーチ

……個人的にはこのゲームに出てくるキャラクター、男の子バージョンも作ってくれたら幸甚であります。可愛い女の子も好きだけど。

最後に、これから紹介する各記事ともに1記事あたりがかなり長めなので、皆さん読まれる際は心して(?)どうぞ。

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廃線前後の三江線(さんこうせん)全駅制覇の記録

中国地方は1番九州寄りの山口県、そして東西に延びる中国山地を挟んで北側に島根県・鳥取県、南側に広島県・岡山県が位置している。

そして、北側に位置する島根・鳥取、南側に位置する広島・岡山との間を直接つなぐ鉄道、というのはとても少ない。

場合によっては、近代において整備された高速道路や一般国道など、自動車を利用したルートの方が往来しやすい、かもしれない。

そして、そんな時代の流れの中で利用者の落ち込みと災害へのリスクの高まりを理由に2018年3月末をもって廃止されたのが、

島根県の江津市(ごうつし)から広島県の三次市(みよしし)の間、全長108kmを結んでいた三江線(さんこうせん)でした。

というわけで、この三江線の廃線前後、patoさんが全駅制覇に挑んだ2つの記事のリンクをここで貼っておこうと思います。

ちなみに、なぜこの記事をいの1番に取り上げようと思ったかというと、私の父方の祖父母宅がこの廃線になってしまった三江線の近くに位置しているからです。

ただ、私自身にはあまり三江線に関する記憶がありません。おそらくですが、数えるほどしか乗ったことがないと思います。

というのも、私の祖父母はどちらも島根県内に住んでいるのですが、父方の祖父母はかつての三江線沿いなのに対し、母方は山陰本線沿い。

まぁ三江線の島根県側起点駅である江津駅も山陰本線沿いではあるんですが……

三江線のひとつ目の記事の時刻表を見てみるとお分かりかと思いますが、とにかく本数が少ない。

そして、江津駅からの山陰本線自体もそこまで本数が多いわけではなく、乗り継ぎが大変よろしくなかったんですね。

基本的に島根へ帰省する際は母方の祖父母宅を宿泊等のベースとすることが多かったのですが、

とにかく乗り継ぎが悪かったことが作用し、最初は三江線を使っていたのが次第に父方の祖父に江津駅までの送り迎えをお願いするようになり、

やがて父方の祖父が亡くなる前後くらいでそもそも母方の祖父母宅から車で向かうようになり、と、どんどん三江線どころか江津駅の利用からも遠ざかっていく始末。

それでも今回の記事を読んでいて、かつての三江線の最寄駅の風景にどことなく懐かしさを覚えたりもして、ああ、あの電車も無くなっちゃったんだなぁ、と妙にしんみりしたりもしました。

国道沿いを流れている江の川も優雅で、空気もとても綺麗なので、今年は帰れないかもしれないけれど、新型コロナウィルスが落ち着く頃には絶対に帰ってやるんだ、と、そんな気持ちが沸き起こったりもしました。

なお、なんで一度達成した全駅制覇を廃線後にもう一度やっているのかというと、初回取材時にはスポンサーになっていなかった「駅メモ」アプリを利用して、駅情報を取得・記録することが2度目の旅の目的となっていたから、なのだそうです。

青春18きっぷで日本縦断。最南端の鹿児島から稚内まで丸5日間の旅

続いてはだいぶ規模の大きなお話。かつ、私がpatoさんを知ることになった出会いの記事のご紹介です。

青春18きっぷとは、JRが春季・夏季・冬季休暇期間を利用期間として発売している、全線乗り放題の切符のこと。

5枚綴りで売られているこちらは1枚につき1日、原則乗車日当日限り有効で、乗車日内(0時から24時までの間)であれば、何度でも乗降や途中下車ができる仕様となっています。

ちなみに24時を超えて運転する列車については、24時を過ぎて最初に停車する駅まで、1枚分の利用として有効です。

なお、こちらの青春18きっぷは一部例外を除いて、普通列車・快速列車では使用できますが、原則新幹線や特急券への乗車はできません。

当然ですがJRの発行しているきっぷなので、JR以外の第三セクター・私鉄路線等は一切使えません。

そんな条件の中、JR最南端の駅(鹿児島県西大山駅)から最北端の駅(北海道稚内駅)まで5枚分(5日間)で制覇しようというのだからなかなか過酷な企画であります。都心部はいいけれど、特に在来線本数の少ない区間だと、乗り継ぎに失敗すると即刻アウトという命取りな展開になりかねない。

なお、今回は特別ルールとしてスマホでの検索も禁止となっていました(駅員さんに聞くのはOK)

今は時刻表も乗り換え案内もすぐに検索できる便利な世の中になりましたからね。5日間工程で走破するための最短最効率ルートがすぐ出てきてそれに従うだけ、ではつまらない、といったところでしょう。

そして、この旅でも「駅メモ」アプリは大活躍します。アプリインストールのところから記事に記載があるため、この旅が「駅メモ」との旅の第一弾といっても過言ではないのでしょう。

というわけで、スマホで調べられないが故に途中で第三セクター鉄道に乗り入れそうになったり、丸5日間ノンストップで電車の旅を続けることで精神的に追い詰められてきたり、天候のために最後稚内駅にあわや到達できず…!といった展開になりかけたりと、

山あり谷あり紆余曲折と笑いと涙といろんなものが詰まった工程が余すところなくふんだんに詰まっているので、ぜひ皆さんも、世界から見れば小さな島国・日本を縦断する旅に想いを馳せて見てほしい。

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四国全駅制覇+お遍路巡り編

そして、上記で紹介した日本縦断の記事。その際に全くルートの候補に上がらず綺麗にスルーされてしまった(せざるを得なかったわけですがが)四国を存分に堪能しようと続いた旅の記録がこちら。

ちなみに今回も「駅メモ」アプリが大活躍するわけなんですが、当初のルールには「お遍路巡り」って入ってないんですよね。

しかも、「5日間で終わってくれたらどんな交通機関を使用しても構わない」という、前回の青春18きっぷの旅と比べるとかなり制約が少ない旅でした。

それをpatoさん、ご自身で追加したんですね「お遍路巡り」のルールを。

記事中にこんな記述がありました。

そもそもお遍路とは修行の旅です。弘法大師が開いた足跡を辿る巡礼の旅は敷居の高いものと思われがちですが、じつはそうではないようです。歩いて88か所の札所を巡る歩き遍路もありますが、バイクや自動車、観光ツアーバスで巡る人も増えてきたそうです。目的も健康祈願や自分探し、様々だと言います。

旅の途中で出会ったおじさんが「観光遍路」という言葉を使っていました。遍路は決して敷居の高いものではない。好きな場所から始めて好きな場所で一旦終わりにしてもいいし、どんな目的でもいい。どんな手段でもいい。正式な手順を踏まなくともただ巡るだけでもいい。目的を持って巡っていればどんな形であれ必ず何かの変化がある。そういうものらしいです。

引用元:四国の全駅制覇とお遍路を同時にやったら大変なことになった【徳島・高知編】[PR]

私自身、四国にはこれまで一度も足を踏み入れたことがなく、いつか行ってみたいな、と考えていたのと同時に、お遍路巡りというものにも興味を持っていました。

ただ、やっぱり修行の旅となると辛かったりもするのかな、という考えもよぎったりしたのですが、これくらいにいわば「ライトな感覚」でも許されるものなら、それこそ定年後にでも行ってみてもいいかもしれない。

もちろん、正式な手順を踏んで巡礼する一般的なお遍路も考慮しておきたいけれど、これはもう定年後の歳になった頃の自分の体力に任せよう、くらいな感じで。

そんなことを思いつつ、この記事を読み進めていきました。

後編に登場するこちらの言葉も好きです。

お遍路という行為はいわば修行の旅だ。ただし、その修業はあまり厳しくない。あまりお遍路のことを知らない時に抱いていた印象よりも、言い方は悪いが、様々な面が緩い。例えば「区切り打ち」という概念だ。別に1番から88番まで一気に巡らなくていいよ、できるところまでやってみて日常生活に戻り、また続きやるためにおいで、というやつだ。この旅でも、前編と後編に分けて区切り打ちをやっている。

こういった考えに対して「甘い」「通しでやってこそお遍路だ」という意見もあるようだが、それこそ成功に囚われすぎなのである。区切り打ちという概念は、事実上、リタイアの存在を消してしまうのだ。ある場所で足が動かなくなってリタイアしたとしよう。けれども、それは断念ではなく、今回はここまで、と考えられるのだ。いつか復帰してその地点から始めれば「区切り打ち」となるのである。もう二度とやりたくないと本当にリタイアした人だって、考えが変わってリタイアした場所から区切り打ちで再開ができる。結果、リタイアが存在しなくなるのだ。これは「甘い制度」ではなく、「達成」に至らなかった思いに寄り添う制度なのだと思う。

引用元:四国の全駅制覇とお遍路を同時にやったら大変なことになった【愛媛・香川編】[PR]

ルールが追加されたことによって旅程も伸び、記事も前後編に分けられていますが、やはり笑いあり涙あり、達成感もありの大長編なので、ぜひ読んでみてくださいね。

個人的には後編の”おみくじチャレンジ”も必見です。

縄文から平成まで時代を駆け抜ける旅

次に紹介するのも「駅メモ」スポンサードのこちら。

元号が平成から令和に変わって早1年ですが、その直前に公開された記事です。

最初は危うく大化から平成までの全元号を冠した駅を!と編集部が言っていたところを、存在しない駅多数であることを想定して「教科書でならう時代区分」に変更となったのは、序盤からほっと胸を撫で下ろす展開ではありましたが。

縄文・弥生・古墳・飛鳥・奈良・平安・鎌倉・室町・安土桃山・江戸・明治・大正・昭和・平成を巡りながら、各地でその時代にちなんだものを見つけてくるという旅が幕を開けていきます。

一見こう、少ないじゃん!とこれまでの旅を思えばそんな考えも脳裏をよぎるのですが、そこはpatoさんの旅。なかなかそう簡単にはいきません。

ルールとしてはどの交通機関を利用しても構わないので駅が取れればOKなのですが、新幹線の登場回数がえげつないし、何より「駅メモ」さんスポンサードの企画のはずなのに駅メモ治外法権エリアも出てくるし、ちょっとこれは苦しいんでないの、という取り方もしてきます。

これはアリなのか?とツッコミながら、一緒に縄文〜平成まで駆け抜けましょう。

ちなみに、最後にはおまけとして令和編も登場するので見逃し厳禁です。

というか、令和もやっと2年目なのにすでに令和を冠する駅名があるのすごい。

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旅は国内だけじゃない!海外編もチェック

ここまで紹介してきた記事はすべて国内が舞台でしたが(単に私が駅メモさんとのコラボ記事がすごく好きだからというのもある)

patoさんの壮大な旅の記録には、海外版ももちろんあります。それが以下の2記事。

まずチェジュ島編ですが、こちらは済州観光社さんという旅行会社がスポンサーとなっている記事。

韓国の南に浮かぶ「南国リゾート」「韓国のハワイ」と称される火山島・チェジュ島を舞台に、やっとpatoさんも足が壊れるほど歩いたり、人知を超越した時間を電車の中で過ごしたりせずに観光記事が書ける?!と期待をかけつつ行ってみたら、

48時間以内というタイムアタックと日本円にして約3万円という限られた予算で自転車を使って島を一周するという過酷な旅が記事の中では待っておりました。

ちなみに沖縄本島の約1.5倍はあるという、なかなか大きな島です。それをチャリで1周しようというのだからなかなかな企画です。

そして、もうひとつ紹介したのがシベリア鉄道での6泊7日の旅の記事。

私も過去寝台列車には2度ほど乗車経験があります。確かフランス〜イタリア間と(だいぶ曖昧)、あとは日本の出雲〜東京間を走行するサンライズ出雲号。

いずれも1泊2日程度の距離なのですが、意外と夜中に駅に止まった際のホームの明かりなどに阻害されて十分な睡眠が取れなかったりと、あまり快適だったイメージがありません。

それを、6泊7日である。それだけシベリア鉄道の全長が長い、ということの現れでもあるんですが。何せ、日本縦断の旅編で走破した西大島〜稚内間を2往復できる、全長9,272kmという距離を誇る鉄道なので。

しかしこの記事、注目すべきはスポンサー企業。
なんと「東京に、家を持とう。」でおなじみのオープンハウスさんなのである。

日本の人に向けた東京の一戸建てPRをなぜかロシアのシベリア鉄道でやろうというのである。

いや、オープンハウスさんのおかげでこうしてpatoさんの記事が読めるのは大変嬉しいことなんですけれど、なんで??

……という疑問を忘れさせてくれるくらいには魅力的な旅の記録が残されているので、一戸建てのことは後々考えるとして、とにかく記事は読んでみていただきたい。

個人的にはこの記事に登場する「サラミ」(あだ名)氏との別れのシーンはかなりグッとくるものがあるので、よかったら注目してみてほしい。

家にいながら旅気分?!patoさんのオススメ記事5選 まとめ

というわけで、一部項目では2記事掲載したりもしましたが、私がオススメするpatoさん(@pato_numeri)の記事を紹介してきました。

もちろんここには載っていない記事もありますので、以下のリンクから気になったものを合わせて読んでみてもらえればと思います。

さて最後に個人的に、patoさんのこんな記事を読んでみたい、を勝手に書いておいてみようと思います。それは、

山陰両県(島根・鳥取)全駅制覇記事

なんですが、いやはや、地味!!

地味なんですけど、日本列島縦断の際に四国どスルーされてるじゃん!!って言って、のちに四国全駅制覇&お遍路巡り記事が出たわけじゃないですか。

で、ちょっと四国羨ましいなって思ったんですよね。中国地方、当たり前のように山陽側を経由して東日本に出る感じになっていて、山陰側を通るということ、全く考慮されてなかったわけですので。

まぁもちろん青春18きっぷ5日間の旅という制約を考えると、当たり前の選択肢にはなるよね、というのを、島根県に縁がある私は頭ではわかってはいるんですけども、

四国のような救済記事(?)がいつか出るといいな、なんて思ったりもします。

あ、でもその際、さすがにしんどすぎると思うので三江線は取得済みということでパスでいいと思います(笑)

というわけで、今回の記事はここまでとなります。これを読んでくださっている方にとってお気に入りになるような記事が見つかりますように。

そして、新型コロナウィルスが落ち着いたら、私も旅に出てみたいと思います。

追伸:私も「駅メモ」始めてみたいんですが、可愛い女の子も好きだけどぜひ男性キャラの導入を検討してみてください。

駅メモ! - ステーションメモリーズ!-

駅メモ! – ステーションメモリーズ!-
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この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)