何気なく選んだ一本の映画が、思いがけず心の奥に残り続ける――そんな経験はありませんか?
映画『ハチミツとクローバー』も、観る前と観た後で、きっと印象が変わる作品のひとつです。
派手さや刺激ではなく、静かな余韻や感情の揺らぎを大切に描いたこの映画は、忙しい日常の中で少し立ち止まる時間を与えてくれます。
懐かしさや切なさ、そしてあたたかさが混ざり合うような、不思議な感覚に包まれるこの一本を今回は紹介していきたいと思います。
映画『ハチミツとクローバー』概要
映画『ハチミツとクローバー』は羽海野チカさんの同名漫画を原作として2006年に公開された日本の映画です。
あらすじは以下の通り。
浜美大に通う竹本は、いつもクールな真山や変わり者の森田らと共に楽しい学校生活を送っていた。ある日竹本は、華奢な体で一心不乱に絵を描く天才少女はぐみにひと目惚れしてしまう。
引用元:ハチミツとクローバー:作品情報・キャスト・あらすじ|映画.com
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映画『ハチミツとクローバー』のレビュー・感想
『ハチミツとクローバー』は、「青春」という言葉にまとわせた、ほろ苦くて、どこか甘い余韻を静かに残してくれる作品だと思います。
原作の持つ独特の空気感――夢と現実のはざまで揺れる若者たちの、まぶしさと不器用さ。
その繊細な温度を、実写ならではの柔らかな映像と音楽で丁寧にすくい取っている感じですね。
物語は大きな事件が起こるわけでも、劇的な展開が続くわけでもない。それでも、登場人物たちの何気ない会話や視線、沈黙の中に、胸の奥をそっと締めつけるような感情が詰まっています。
観ているうちに、自分の学生時代の記憶が自然と引き出されるんですよね。
何者でもなかった頃の不安、根拠のない自信、叶わなかった恋、進路に迷い続けた日々。
そんな感情が、スクリーンの向こうの彼らと重なって、懐かしさと切なさが同時に押し寄せてきます。
この映画の魅力は、「答え」を与えないところにあると思うんです。
夢を追うことも、現実を選ぶことも、どちらが正しいとは言わない。ただ、それぞれの選択に伴う痛みや希望を、等身大のまま描いているんですよね。
だからこそ、観る人の年齢や経験によって、受け取り方が大きく変わる作品でもあります。
学生の頃に観れば未来への不安に共感し、大人になってから観れば、過去への郷愁とともに胸に沁みるんですよね。
派手さはないけれど、心の奥に長く残り続ける映画。
観終えたあと、しばらく何も言えずに、ただ余韻に浸りたくなる。『ハチミツとクローバー』は、そんな静かな感動をくれる一本だと思います。
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映画『ハチミツとクローバー』まとめ
というわけで、映画『ハチミツとクローバー』を紹介してきました。
ちなみに映画『ハチミツとクローバー』ですが、Amazonプライム会員はプライム・ビデオでレンタルですが鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)


