周りの友人に、夏の終わりになると、2009年に公開された『サマーウォーズ』を観たくなる、という人が何人かいた影響で、『サマーウォーズ』何度か観返していたのですが、
同じ細田守監督のもので昨年『竜とそばかすの姫』という作品が公開されたことを知り、興味が湧いたの+Amazonプライムで視聴できたので、最近鑑賞してみました。
というわけで、今回は映画『竜とそばかすの姫』の紹介です。
『竜とそばかすの姫』概要
映画『竜とそばかすの姫』は2021年に公開された、細田守監督による日本の映画です。
あらすじは以下の通り。
50億人がすれ違う
美しくも残酷な仮想世界。
ベルの歌声は世界を変える――自然豊かな高知の田舎に住む17歳の女子高校生・内藤鈴(すず)は、幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。 母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。
曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、親友に誘われ、全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>に参加することに。<U>では、「As(アズ)」と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生きることができる。歌えないはずのすずだったが、「ベル」と名付けたAsとしては自然と歌うことができた。ベルの歌は瞬く間に話題となり、歌姫として世界中の人気者になっていく。
数億のAsが集うベルの大規模コンサートの日。突如、轟音とともにベルの前に現れたのは、「竜」と呼ばれる謎の存在だった。乱暴で傲慢な竜によりコンサートは無茶苦茶に。そんな竜が抱える大きな傷の秘密を知りたいと近づくベル。一方、竜もまた、ベルの優しい歌声に少しずつ心を開いていく。
やがて世界中で巻き起こる、竜の正体探し(アンベイル)。
<U>の秩序を乱すものとして、正義を名乗るAsたちは竜を執拗に追いかけ始める。<U>と現実世界の双方で誹謗中傷があふれ、竜を二つの世界から排除しようという動きが加速する中、ベルは竜を探し出しその心を救いたいと願うが――。
現実世界の片隅に生きるすずの声は、たった一人の「誰か」に届くのか。 二つの世界がひとつになる時、奇跡が生まれる。
ストーリー|竜とそばかすの姫
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『竜とそばかすの姫』のレビュー・感想
同監督の『サマーウォーズ』と、ディズニー映画『美女と野獣』が合わさった作品、という感じでした。
見終わった後の第一印象といいますか、あんまり言いたくないですが、むしろ観終わったあと自分の中に残っているイメージがそれ以上でもそれ以下でもないといいますか……
あと、個人的にラストがスッキリした終わりになっていないと感じたのも、この映画をオススメしたい!とまで言えないポイントな気がします。
<U>の秩序を守るため、と正義の名の下に竜を追い詰める側の特にトップのAsはいわゆる「正義という大義名分を振りかざして暴走しているだけ」にしか見えないながら、最後はフェードアウト気味だし、
「すずの声は確かに届いた」という演出には見える一方、竜が現実で抱える問題に関しては深刻なものであるのにきちんと解決したと言い切れるかというとこれまた微妙で、
(ネタバレになるのでこれ以上詳細なコメントは控えますが)
風呂敷広げたはいいけど、結局何がやりたかったんだろう……というのが正直な感想です。
個人的には、同じ監督、同じく仮想世界を取り扱う作品なら、前作の『サマーウォーズ』の方が起承転結もわかりやすく、エンタメとして楽しめる人が多いのではないかな、といったところでしょうか。
……あ、すずちゃんの歌はめちゃくちゃうまかったです。その印象はすごく残っています。
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『竜とそばかすの姫』まとめ
というわけで、『竜とそばかすの姫』を紹介してきました。
ちなみに『竜とそばかすの姫』とともに同監督の作品である『サマーウォーズ』はAmazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)