「クレヨンしんちゃん原作の実写映画」と聞いて、少し身構えてしまう人もいるかもしれません。
でも映画『BALLAD 名もなき恋のうた』は、そのイメージを静かに裏切ってくる作品です。
派手さよりも、想いや選択といった感情に丁寧に向き合う物語。
観終わったあと、ふっと余韻が残る、そんな本作について今回は紹介していきたいと思います。
映画『BALLAD 名もなき恋のうた』概要
映画『BALLAD名もなき恋のうた』は、アニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』を原案とし、2009年に公開された日本の映画です。
あらすじは以下の通り。
天正2年の戦国時代、小国・春日誇る無敵の侍・又兵衛は、命をかけて春日の姫君・廉姫を守り続けていた。幼馴染の2人は互いに密かな恋心を抱いていたが、身分の違いから結ばれない運命を背負っていた。
引用元:BALLAD 名もなき恋のうた:作品情報・キャスト・あらすじ|映画.com
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映画『BALLAD 名もなき恋のうた』のレビュー・感想
『BALLAD 名もなき恋のうた』は、正直なところ「クレヨンしんちゃん原作の実写化」と聞いた時点では、ちょっと身構えてしまうタイプの作品でした。
ファンタジーなのか?ラブストーリーなのか?どこに着地するんだろう、と。
でも実際に観てみると、この映画が向いている方向はかなりはっきりしていて、テーマはとてもシンプル。
「時代を超えても変わらない想い」と「名もなき人の人生の重み」なんですよね。
草彅剛さん演じる武将・又兵衛は、歴史に名を残す英雄ではないけれど、自分の守る場所や人のために静かに戦う存在。
派手なカリスマ性があるわけじゃないのに、その分ひとつひとつの選択が重く見えてくるのが印象的でした。
草彅さんの、感情を抑えた演技がこの役にすごく合っていたと思います。
一方で、新垣結衣さん演じるヒロインも、ただ「守られる側」ではなく、ちゃんと覚悟を持って物語の中に立っているのが好印象でした。
時代の違いに戸惑いながらも、自分で選び、自分で決めていく姿が、恋愛映画としてもきちんと芯を作っている感じ。
全体のトーンは、どこか昔話を聞いているようで、派手な展開よりも感情の積み重ねを大事にしている作品です。
だからこそ、ラストに向かうにつれて「この恋は、こうなるしかなかったんだな」と、静かに飲み込まされるような感覚がありました。
タイトルにある「名もなき恋」という言葉が、観終わったあとにじわっと効いてくるタイプの映画。
大声で泣かせにくるわけではないけれど、あとからふと思い出して胸がきゅっとなる、そんな一本です。
派手さよりも、まっすぐで不器用な想いに弱い人には、案外刺さる作品なんじゃないかな、と思います。
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映画『BALLAD 名もなき恋のうた』まとめ
というわけで、映画『BALLAD 名もなき恋のうた』を紹介してきました。
ちなみに映画『BALLAD 名もなき恋のうた』ですが、Amazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)


