ゴールデンウィークの足音が近づいてくると、すっかり外もいい陽気で、ちょっと歩くと汗ばむような日も続きますよね。
私のように春先はスギ花粉症に悩まされる人も、やっとその症状が落ち着いて来た頃なのではないでしょうか。
しかし、夏の気配が近づいてくると、また新たな懸念事項が頭をもたげます。
そう、害虫ですね。
特に、イニシャル「G」のアイツです。
我が家ではゴールデンウィーク付近に1度目をやってから、10月くらいまで毎月1回バルサンなどを焚いているのですが、
ペットを飼われているなどさまざまな事情で、バルサンを始めとした害虫忌避剤を使いにくいという人もいるのではないでしょうか。
今回はそんな時の対策のひとつとして、「ハッカ油(はっかゆ)」をご紹介したいと思います。
害虫忌避に効果的なハッカ油の使い方
手軽に購入することができ、虫除けの他にも美容目的や、夏場に清涼感を得るためなど、さまざまな利用法がある点などから、ハッカ油を利用する方は増えて来ています。
そんなハッカ油ですが、害虫忌避という目的に対して効果を発揮するために注意しなければならないことは2点あります。
- 薄めて使う際の濃度
- 成分の有効期間
というわけで、それぞれのポイント別に注意点などを記していきたいと思います。
注意点①薄めて使う場合のハッカ油の濃度
より忌避剤としての効果を高めるためには、ハッカ油の原液を数的垂らした小皿などをゴキブリの通り道に設置するとよいと言われています。
ただ、小さなお子さんやペットが誤って触れてしまう恐れがある場合は、小皿に入れて置いておくのは心配ですよね。
その場合は、濃度を薄めたスプレータイプのものを作っておくと、いざという時に使いやすいです。
ただし、あまり濃度が薄すぎると忌避剤としての効果が弱まってしまうので注意が必要です。
忌避剤としての効果もあり、肌に触れても安全な濃度のハッカ油スプレーを作るために用意するものは、「無水エタノール10mL」と「精製水90mL」。
ハッカ油も含めて、ドラッグストアなどで入手することが可能です。
ハッカ油スプレーは、以下のスリーステップで作成することができます。
- 無水エタノール10mLに対してハッカ油を20〜60滴垂らす。
- 上記をスプレー容器に入れる。
- その後に精製水90mLを加えて、よく振るなどして混ぜ合わせる。
ちなみに、ちょっと効果を試してみたい。自分で作成するのは大変そうだ。そんな方には、すでにスプレータイプになっている製品もあります。
注意点②ハッカ油の成分の有効期間
ゴキブリなどの害虫に対する忌避剤としての効果を発揮するのは「ハッカ」の成分が害虫にとって嫌われる要素となるからなのですが、
残念ながらハッカ油のハッカ成分は揮発性(きはつせい)が高く、日数が経ってしまうと空気中に成分が逃げてしまい、十分な効果を出すことができなくなってしまいます。
先述したスプレータイプのものなどは、7〜10日ほどで効果は切れてしまう、と考えると良いでしょう。
原液を小皿に垂らして置いたものについては、部屋の温度が高いほど、効果がきれるまでの期間が早まる可能性が高いです。
ハッカの匂いが感じられなくなったらまた新たにスプレータイプのものを作る、小皿にハッカ油の原液を垂らす、などの対策をとると良いでしょう。
なお、少しでも長く効果を持続させたいという時に効果的な保存方法は、冷蔵庫に入れて冷やすというもの。
これは、暖かい環境よりも涼しい環境の方が有効成分が空気中に逃げてしまうのを遅らせることができるためです。
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その他のハッカ油の使用方法
ハッカ油は虫除けの他にも、いろいろなシーンで使用することができます。
たとえば、夏の暑い日にお風呂の湯船に、あるいはシャンプーやボディソープなどに数滴垂らして、スッとする清涼感を楽しんだり。
スプレータイプのものを枕などに吹きかけることで、リラックスしてよく眠れる環境を作ることもできます。
その他、気になる靴の臭いを消すための方法、ピクニックなどの行楽シーズンに使える虫除け・除菌シートの作り方など、
「ハッカ油」の製造・販売元である健栄製薬のホームページにはさまざまなシーンでの活用方法を掲載したコラムがアップされているので、ぜひチェックしてみてください。
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ハッカ油で虫除け対策 まとめ
「招かれざる客」なんて呼ばれ方もすることがある(私の周りだけかもしれませんが)イニシャル「G」のアイツを始め、
夏の足音が近づいてくると、害虫の問題は大きな悩みのひとつとなってくるもの。
今回紹介した「ハッカ油」を、より効果を高められる方法で使用することで、そんな害虫と家の中で遭遇しないよう、虫除け対策を今から始めてみるのはどうでしょうか?
この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)