映画『シックス・センス』 初見でも再鑑賞でも刺さる一本

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「有名すぎて、実はちゃんと語られていない映画」って、たまにあったりしますよね。

『シックス・センス』も、まさにそんな一本かもしれません。

衝撃的なイメージだけが先行しがちですが、この映画が長く記憶に残っている理由は、もっと静かで、もっと感情に寄り添うところにあると感じています。

派手さよりも余韻、怖さよりも違和感。

その積み重ねが、観る側の心にそっと入り込んでくる作品です。

今回は、そんな『シックス・センス』を改めて紹介していきたいと思います。

映画『シックス・センス』概要

映画『シックス・センス』は、1999年公開のアメリカのホラーミステリー映画です。

あらすじは以下の通り。

これまで多くの子どもたちを救ってきた小児精神科医マルコム。ある夜、10年前に担当した患者ビンセントがマルコムの自宅を襲撃し、彼を銃撃した後に自ら命を絶つ。完治したはずのビンセントを救えなかったことは、マルコムの心に大きな影を落とした。1年後、マルコムは8歳の少年コールのカウンセリングを担当することに。コールは誰にも言えない秘密を抱えており、周囲に心を閉ざしていた。2人は交流を続けるうちに心を通わせていき、ついにコールはマルコムに秘密を打ち明ける。
シックス・センス:作品情報・キャスト・あらすじ|映画.com

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映画『シックス・センス』のレビュー・感想

『シックス・センス』は、「どんでん返し映画」という言葉がここまで定着する前から、その代名詞のように語られてきた作品だと思います。

けれど、久しぶりに見返すと、この映画の本当の怖さや切なさは、単なる仕掛けの巧みさだけではないのではないかと個人的に感じました。

物語はとても静かに進みます。派手な演出や大きな音で驚かせるタイプのホラーではなく、日常の延長線にじわじわと不安が染み込んでくる感じ。

その静けさがあるからこそ、画面の端にある違和感や、登場人物のちょっとした言葉が妙に心に引っかかる。

特に印象的なのは、「見えているもの」「理解していること」のズレです。

観客は登場人物と同じように状況を見ているはずなのに、実は決定的な部分を見落としている。その感覚が、物語が進むほど強まっていきます。

怖さというより、「自分の認識は本当に正しいのか?」と問い返されているような居心地の悪さがあるんですよね。

また、この映画が長く愛されている理由のひとつは、恐怖の奥にある感情の描き方だと思います。

幽霊という存在を扱いながら、描かれているのは人が抱えた後悔や孤独、伝えられなかった想い。

ホラーでありながら、どこかヒューマンドラマとしての手触りが強いのも特徴だと思います。

ラストに至って初めて、これまで積み重ねられてきた静かな違和感の意味が一本につながる。

その瞬間の衝撃はもちろん有名ですが、見終わったあとに残るのは驚きよりも、少し切ない余韻かもしれません。

もう一度最初から見返したくなる、そして二度目にはまったく違う表情を見せてくれる映画です。

『シックス・センス』は、ネタバレを知っているかどうかで終わる作品ではありません。

怖さ、哀しさ、そして人の心の脆さが静かに重なり合う、その感触を味わう映画だと思います。

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映画『シックス・センス』まとめ

というわけで、『シックス・センス』を紹介してきました。

ちなみに映画『シックス・センス』ですが、字幕版についてはAmazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。

よかったらぜひこの機会に観てみてください。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)