強い色や音に包まれる映画を観たくなる瞬間ってありませんか?
日常とは少し距離のある世界に、思いきって飛び込んでみたくなる夜。そんなときに思い出す一本があります。
今回これから紹介するのは、映画『Diner ダイナー』。
ひと目で“普通じゃない”とわかる空気をまとった作品です。
ここからはこの映画が持つ独特の世界観や、観終わったあとに残る感覚を中心に、ゆっくりと綴っていこうと思います。
好みは分かれるかもしれませんが、だからこそ語りたくなる映画です。
映画『Diner ダイナー』概要
映画『Diner ダイナー』は平山夢明さんによる小説『ダイナー』を原作として2019年に公開された日本の映画です。
あらすじは以下の通り。
元殺し屋の天才シェフ、ボンベロが店主をつとめる殺し屋専用の食堂「ダイナー」。日給30万円の怪しいアルバイトに手を出したばかりに闇の組織に身売りされてしまった少女オオバカナコは、ボンベロに買われウェイトレスとして働くことに。ボンベロが「王」として君臨するダイナーには、全身傷だらけの孤高の殺し屋スキンや、子どものような姿をしたサイコキラーのキッド、不気味なスペイン語を操る筋肉自慢の荒くれ者のブロら、ひと癖もふた癖もある殺し屋たちが次々とやって来て……。
引用元:Diner ダイナー:作品情報・キャスト・あらすじ|映画.com
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映画『Diner ダイナー』のレビュー・感想
『Diner ダイナー』は、まず画面の“濃さ”に圧倒される作品でした。物語を追うというより、強烈なビジュアルとキャラクターの奔流に飲み込まれていく感覚。良くも悪くも、とにかくクセが強い一本です。
舞台となるダイナーの空間は、現実離れしているのに妙に生々しい。
装飾や色彩、照明の当て方まで徹底して作り込まれていて、まるで異世界のショーを観ているようでした。
蜷川実花監督らしいビジュアル優先の世界観はここでも健在で、画面のどこを切り取っても“絵”になる。
その派手さに酔えるかどうかで、この映画の評価は大きく分かれそうです。
登場人物たちもとにかく濃厚。過去や事情を抱えた者同士が同じ空間に集まり、緊張感をはらみながら物語が進んでいきます。
特に藤原竜也さんの存在感は圧倒的で、静かな場面でもどこか不穏さが漂う。声や佇まいだけで場の空気を変えてしまうあたりはさすがだと感じました。
ただ、物語の流れや心理描写を丁寧に味わうタイプの映画ではないかもしれません。
展開はどこか寓話的で、キャラクターもリアルというより“象徴”のように描かれています。
そのため、感情移入というよりは、演劇やアート作品を鑑賞する感覚に近い印象を受けました。
『Diner ダイナー』は、好みがはっきり分かれる映画だと思います。けれど、「映画は総合芸術だ」と改めて思わせてくれる力強さもある。
物語以上に、空気や色、音、そして俳優の存在感を楽しむ一本。刺激的な世界観に浸りたい夜にこそ、試してみたくなる作品でした。
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映画『Diner ダイナー』まとめ
というわけで、『Diner ダイナー』を紹介してきました。
ちなみに『Diner ダイナー』ですが、Amazonプライム会員はレンタルですがプライム・ビデオで鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)


