映画『ハルフウェイ』 青春の途中に立ち止まる、あの感じ

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恋愛映画と聞くと、どうしても大きな事件やドラマチックな展開を想像してしまいますが、『ハルフウェイ』は少し毛色が違います。

派手な出来事は起きないのに、なぜか心がざわつく。静かな空気の中で、感情だけがじわじわ動いていく――そんなタイプの一本です。

観終わったあとに「何かを観た」というより、「何かを思い出した」ような感覚が残る映画。

今回はそんな『ハルフウェイ』の魅力について紹介していきたいと思います。

映画『ハルフウェイ』概要

映画『ハルフウェイ』は北乃きいさん&岡田将生さん主演・北川悦吏子さんが脚本と監督をつとめた2009年公開の日本の映画です。

あらすじは以下の通り。

北海道の高校に通うヒロは、以前から好きだったシュウに告白され、付き合うことに。しかし、シュウが東京の大学を受験することになり、付き合い始めたばかりで離れ離れにならなければならないことに悩む2人は、次第にすれ違っていくが……。
ハルフウェイ:作品情報・キャスト・あらすじ|映画.com

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映画『ハルフウェイ』のレビュー・感想

『ハルフウェイ』を観てまず感じたのは、「これは事件が起きる映画じゃないんだな」という安心感でした。

大きなドラマも、衝撃的な展開もない。だけど、その代わりにあるのは、10代の頃に誰もが一度は通り抜けたはずの、あの落ち着かない気持ちです。

北乃きいさん演じるヒロインの揺れ方が、とにかくリアル。

好きという気持ちが本物なのは間違いないのに、将来や環境の違いを前にすると、その「好き」が一気に心細くなる感じ。

言葉にできない不安や、相手を信じたいのに自分の気持ちすら信用しきれないもどかしさが、静かに積み重なっていきます。

岡田将生さん演じる相手役も印象的で、優しいし誠実なんだけど、だからこそ余計にすれ違う。

悪者がいないのに、気持ちだけが少しずつズレていく感じが、観ていて地味に刺さるんですよね。

この映画、台詞よりも「間」がとても大事で、沈黙や視線の揺れで感情を伝えてくるタイプの作品です。

派手さはないけれど、その分、観ている側の記憶をそっと引き出してくる。

「ああ、こういうことで悩んでた時期あったな」と、気づいたら自分の過去と重ねてしまう。

『ハルフウェイ』は、恋愛映画というより、思春期の心の途中経過をそのまま切り取ったような一本なのかもしれません。

観終わったあとにスッキリするタイプではないけれど、静かに余韻が残って、少しだけ昔の自分を思い出させてくれる作品でした。

大きな展開を求めると物足りないかもしれませんが、感情の揺れや未完成な関係性に心当たりがある人には、きっとちょうどいい距離感で響く映画だと思います。

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映画『ハルフウェイ』まとめ

というわけで、映画『ハルフウェイ』を紹介してきました。

ちなみに映画『ハルフウェイ』ですが、Amazonプライム会員はプライム・ビデオでレンタルですが鑑賞することができます。

よかったらぜひこの機会に観てみてください。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)