映画『妖獣マメシバ』シリーズ 愛くるしさとともに楽しめる作品

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動物が好き、映像を観るだけで癒される、という人の中には、もしかしたらそうした動物が出てくる作品というだけで、ある程度鑑賞に対する期待値のハードルが下がる、という方も一定数いるのではないかなと思う時があります。

実際のところ、多分私にもそういう側面はありますしね(笑)

そんな感じで、いつも通り”動物が出てくるから”という理由で観始めたものの、観進めていくとストーリーなども面白くてついついシリーズ全編観ちゃった、という作品があったので紹介していきたいと思います。

というわけで今回は『妖獣マメシバ』シリーズについての記事となります。

『妖獣マメシバ』シリーズ概要

映画『妖獣マメシバ』は、2009年に製作・公開された日本の作品。同年にテレビドラマ版も放送されています。

本作の監督は以前に紹介した『ネコナデ』でもメガホンを取った亀井亨氏がつとめています。主演は佐藤二朗氏。

ちなみに本作には続編・シリーズとなる『マメシバ一郎』(2011年TV放送・2012年映画公開)、『マメシバ一郎 フーテンの芝二郎』(2012年TV放送・2013年映画公開)、『妖獣マメシバ 望郷編』(2014年TV放送・映画公開)がありますが、本記事ではシリーズとして合わせて取り扱います。
(TV放送版もありますが、今回は映画版のみの取り扱いとなります)

なお、あらすじについては、シリーズ1作品目『妖獣マメシバ』の分を以下に紹介します。

芝家の一人息子、二郎は35歳にして無職の引きこもり。実家で平穏に暮らしていた彼だったが、突然父が他界、続いて母まで家出してしまう。そんなある日、二郎は一匹のマメシバと出会う。二郎が追い払おうとしても、懐いて離れようとしない。それは、息子を心配する母が自分を捜させるためによこしたものだった。そんな気などさらさらない二郎は、ひょんな成り行きからマメシバを連れて母親捜しの旅に出ることになるのだが…。
引用元:映画 妖獣マメシバ(2009)について 映画データベース -all cinema-

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『妖獣マメシバ』シリーズのレビュー・感想

端的にいうと本作はシリーズを通して、ひきこもりの中年男性がマメシバ・一郎との出会いや交流を経て世界を広げて行ったり成長していく物語。

なんですけど、マメシバ・一郎の可愛さが堪能できればいいかな、くらいの気持ちで見始めた割に、意外とストーリー面白いな、ということで全編しっかり観ちゃいました(笑)

半径3キロ圏内でしか生活できていなかった二郎が一郎との出会いや交流を経て…という展開は、別の監督の作品なんですがそういえば最近観た『ねこタクシー』と通じるものもあったかも。

まず佐藤二朗さんが演じる二郎がなんともいえないクセの強さがあって、でも絶妙に嫌いになれず見守りたくなるようなラインで、すごい役者さんなんだなぁと改めて。

初作はちょっとこのストーリー展開無理がない?!と思うところもあったのですが、シリーズが進むごとにそうした違和感もなくなっていったのも良かったと思います。

あ、もちろんマメシバ・一郎ちゃんめちゃくちゃ可愛いです。愛くるしいを体現した存在で、シリーズ全編を通して終始癒されます。

ですけど、それだけではなく二郎を応援したくなる作品でもあるので、一郎ちゃん目当てで見始めても十分に楽しめる作品としてオススメしたいところです。

TVドラマ版だとどういった違いがあるのかについてもいずれチェックしていきたいと思います。

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『妖獣マメシバ』シリーズまとめ

というわけで、『妖獣マメシバ』シリーズを紹介してきました。

ちなみに『妖獣マメシバ』シリーズですが、Amazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。

よかったらぜひこの機会に観てみてください。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)