1週間を振り返りつつ、なんとなくその週で気になったトピックスについて書いてみる『ほぼ週刊カラクリ・メモ』。
今回は週中ですが、この話題について。
※なお、「ほぼ」と付けているのは今週は特に何もなかったな〜と思えば飛ばしてもヨシ。話題が3つも4つもあればたくさん書けばヨシ。といった具合で幅を持たせるための保険です。そんな緩い感じの企画です。
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カタールW杯で日本、ドイツに勝利する
やはり今週はこのニュースは外せませんね。
私はサッカーに詳しくはなく、試合中継を観ていたわけではないのですが、
やはりドイツと聞くとサッカー強豪国という印象もありますから、勝利の速報を3度見してしまいました(笑)
ここ数年は特に流行病を筆頭に暗いニュースも多かったですから、久しぶりに明るいニュースを見たような気がします。
また、勝利した日本代表選手ならびに現地に赴いている日本サポーターのこうしたニュースを見ていると、まだまだ日本も捨てたもんじゃないなぁと誇らしくも思います。
まさに、立つ鳥跡を濁さず、ですね。
一方、日本代表選手の歴史的勝利に水を差すような出来事もあるのが残念なところ。
多様性などを訴える腕章の着用を禁じたFIFAの姿勢も、「今サッカー以外のことでいろいろ話題にすることは好ましくない」と発言した日本サッカー協会の田嶋幸三会長のことも、私は擁護するつもりはありません。
もっと言えば、日本人だから必ず今回の勝利に喜ばなければならないとも思いません。
サッカーだけでなくそもそもスポーツに興味がない、今回はドイツを応援したかったなど、そこまで周囲の人が盛り上がるほど自分は今回の日本の勝利を喜べなかった、という人がいることを認めないのは、それこそ多様性を受け入れることができていないという証左でもあるでしょう。
また、政治家として与党に付き従うことだけがすべてだとも思いません。
政権を批判することはまた野党のひとつの大事な役割だと思いますし、そうでなければ日本の政治に何か懸念点があった時のストッパーとなる立場の人がいなくなってしまいますからね。
ですが「『日本代表を応援し、その勝利を喜んでいなければ日本人に非ず。そう考えてないなら黙っていろ』という空気の中で、『日本が勝ってよかった』とはとても思えません」と今回の炎上を受けて反論するのは、批判の趣旨からズレているのではないかとも思うのです。
政治とスポーツとは本来別ベクトルにあるもののはずなのに(だからFIFAが腕章着用を突っぱねたのも受け入れられなくても理解は示せる)、
イデオロギーに即しているドイツではなく、寄り添うことのできなかった日本の戦勝を「残念」と、一個人と判断されづらい公人である議員という職にありながら発言してしまったこと。
また、日本共産党という党そのものの成り立ちと歴史的背景を鑑みれば、いくら党の成立初期(戦前)とは状況が違うとは言っても、
「反日的な思想を持っているのではないか」
「だから日本の勝利という日本人が日本人であるという誇りを持つ出来事を忌避しており、水を差すような発言をしたのではないか」
とただでさえ勘繰られやすい党である、という自覚も足りないのではないか。
というところに想像力が至らない点もまた、そりゃあ安易に発言して炎上しちゃうよね、と思った次第なのでありました。
だって、「与党のここが良くない!」とぶっ叩くだけなら、議員などの公職についていない私たち一般人にだってできること。
そうではなくて日本で、しかも政治家になっていただく方には「日本という国を愛し、日本をより良くするために尽力する人であって欲しい」と願うのは日本に生まれた国民が抱く感情としては自然なものだと思いませんか?
帰国子女(米国)という一応の経歴を持ちながらもなお、日本から今後出る気がなく骨を埋めるつもりである私は、少なくともそう思うのです。
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今週のまとめ
あまり自身の政治信条について公に発信するのは好きではないのと、
日本国憲法第十九条にある通り「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」という点に関しては異論の余地はないものの、
今回は国会議員ではなかったとは言え議員職にあたる人物(公人)の発言もあり、つい熱く語りすぎました。
日本がどうか決勝に進出し、さらなる活躍を見せてくれることを心より願っております。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)