最近、いわゆる異世界転生ものをいろいろ観ているのだけど、冴えなかった人物が転生先で無双状態になったり、女の子からモテモテになってハーレム状態になったりといった作品も少なくない。
どうにもそういう作品が楽しめないなぁと思っていた頃に、そういえばこのアニメはまだ観てなかったなぁと思い出したのが『幼女戦記』でした。
というわけで今回はアニメ『幼女戦記』を紹介していきたいと思います。
アニメ『幼女戦記』概要
『幼女戦記』は、カルロ・ゼンのライトノベルを原作とした日本のアニメです。
あらすじは以下の通り。
金髪碧眼の幼女ターニャは、超一流かつ冷徹な魔導師。そしてまた、神を自称する”存在X”に先んじようとする、日本人サラリーマンの生まれ変わりでもあった。
引用元:幼女戦記|Netflix
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アニメ『幼女戦記』のレビュー・感想
『幼女戦記』は簡単に言えば異世界に転生した元サラリーマンのターニャ・デグレチャフが、帝国軍の幼い少女士官として戦争を繰り広げる物語です。
ちなみに『幼女戦記』の世界観は第一次・第二次世界大戦が混じり合ったような状況のヨーロッパで、この世界では世界大戦自体は初めてですよ、という感じです。
で、『幼女戦記』自体は友達に勧められてはいたものの放映当時はなかなかチャンスがなく、最近になってミリタリー好きの旦那が異世界転生ものにハマり始めたのでせっかくなら一緒に、という感じで観てみた作品です。
本作の魅力としては、まず戦場の描写や魔導戦のアクションシーンはとても迫力があってよかったですね。
戦略や心理戦を描く一方で、ブラックユーモアや風刺が効いているのもポイントが高いでしょう。
あとはもちろん、少女の見た目でありながら大隊を率いるほどの実力と前世譲りの冷酷な性格を持っている主人公ターニャのギャップも外すことのできない本作の魅力だと言えるでしょう。
個人的には、徹底した合理主義者であり無信仰でもあるターニャが、その性格と無信仰ゆえに「存在X」と名乗る神によってこの世界線にターニャとして放り込まれ、合理主義ゆえの卓越した判断力と「存在X」の思惑によって、軍で栄達した上で平穏無事な人生を送りたいという望みからどんどん離れていってしまう姿が物語として面白いなと感じています。
とはいえ、戦争を扱っている以上この作品が持たざるを得ないダークでシリアスな雰囲気や、宗教や戦争に対する風刺的な要素は、観る人によっては好みが分かれるかもしれません。
あと、物語の展開がやや複雑な側面があるため、原作をすでに読み込んでいる人向けの作品かもしれません。
私の場合は世界観を理解するために1周目の視聴後はWikipediaを読み込んだりしました(笑)
とはいえ、ミリタリー好き、異世界転生もの好きな人にはハマりやすい作品だと思いますので、未視聴の方はこの機会にぜひ。
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『幼女戦記』まとめ
というわけで、『幼女戦記』を紹介してきました。
ちなみに『幼女戦記』ですが、アニメおよび劇場版のすべてをAmazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)