ふと不思議な世界に浸りたくなる瞬間ってありますよね。
日常の景色が少しだけ違って見えたり、思わず笑ってしまうような奇妙な空気に包まれたり。
そんな時間をくれる作品があります。
今回これから紹介するのは、2008年放送のドラマ『鹿男あをによし』。
放送当時、多くの人の印象に強く残った、不思議で心地よい空気をまとった一作です。
ここからはこのドラマが放っていた独特の雰囲気や、観ていた頃の感覚、そして今あらためて感じる魅力を中心に、ゆっくり振り返っていこうと思います。
ドラマ『鹿男あをによし』概要
ドラマ『鹿男あをによし』は万城目学さんの同名小説を原作として2008年にフジテレビ系列で放送された日本のドラマです。
あらすじは以下の通り。
ツイてない男が奈良の鹿に気に入られ、次第に“鹿男”と化していく不思議な日々を描く。神経衰弱と断じられ、大学の研究室を追われた小川は、奈良の女子高に非常勤講師として赴任。着任早々、遅刻した生徒・堀田に逆切れされ、そのことを相談した同僚の藤原らに笑われてしまう。
引用元:鹿男あをによし(ドラマ)|WEBザテレビジョン
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ドラマ『鹿男あをによし』のレビュー・感想
2008年放送のドラマ『鹿男あをによし』は、ひと言で表すなら“不思議なのに、なぜか心地いい”作品でした。
放送当時はその独特すぎる世界観に驚かされましたが、気づけば毎週その空気に浸るのが楽しみになっていたのを覚えています。
主演の玉木宏さんが演じる主人公は、どこか頼りなく、巻き込まれ体質。
そんな彼が非日常的な出来事に翻弄されていく姿は、コミカルでありながらどこか切実でもあります。
玉木さんの少し力の抜けた演技が絶妙で、物語の奇抜さをやわらかく包み込んでいました。
そして忘れてはいけないのが、奈良という舞台の存在感。古都の静けさや風景の美しさが、このドラマに特別な奥行きを与えていました。
歴史や伝説をモチーフにしながらも、決して重くなりすぎない。そのバランスがとても心地よいのです。
また、綾瀬はるかさんや多部未華子さんといったキャスト陣も魅力的で、それぞれが少しずつズレた感覚を持ちながら、物語に温度を加えていきます。
シリアスとユーモアの間を行き来する独特のテンポは、このドラマならではの味わいでした。
正直に言えば、好みは分かれる作品だと思います。でも、その“クセ”こそが最大の魅力。
現実と幻想がゆるやかに溶け合う感覚は、他のドラマではなかなか味わえません。
『鹿男あをによし』は、大きな事件や激しい感情のぶつかり合いで魅せるタイプのドラマではありません。
じわじわと世界観に引き込まれ、気づけばその不思議さが愛おしくなる。
そんな、少し変わり種で、でも忘れがたい一作でした。
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ドラマ『鹿男あをによし』まとめ
というわけで、ドラマ『鹿男あをによし』を紹介してきました。
ちなみにドラマ『鹿男あをによし』ですが、Amazonプライム会員はFODチャンネル for Prime Videoに入会することでプライム・ビデオで鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)


