ロンドンにかかる虹〜橋にまつわるエトセトラ〜

企画

今回も3000文字チャレンジという企画への参加記事となります。

というわけでまずはルールのおさらい↓

今回のテーマは「橋」。
思いついたフレーズなどをキーに、今回も書き進めて行きたいと思います。
(字数カウントはこの文章以降、タグの文字数は差し引いた上でカウントしています)

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ロンドン橋落ちた

受験生を始め、なにがしかの試験を控えていて験を担ぎたいタイプの方、いきなりごめんなさい。
ごめんなさいなんですけど、橋と言われて一番最初に思い浮かんだのがこちらの歌でした。

ちなみに、ロンドン橋というタイトルからも察せられる通り、
この歌はイギリスに古くから伝わる童謡の一つで、マザー・グースの中でも代表的なものなのだそう。

歌詞を全編読み解いてみると、ロンドン橋が壊れたので、
様々な材料を用いて新たな橋を作ろうとする歌であることがわかります。

なお、英語版の歌詞では「London bridge is broken down」が原典となるのですが、
アメリカ合衆国では「London bridge is falling down」の方が広く普及しています。

日本語訳「ロンドン橋落ちた」はアメリカ合衆国で広まっている歌詞の方がニュアンスが近い感じがしますね。
(broken downは壊れた、というニュアンスの方が近いので)

ちなみに、私の周り限定かもしれませんが、不謹慎にも
「ロンドン橋落ちた、すべった、こけた」
なんて替え歌が流行ったことがありました。受験期に。ひどい話だ。

日本の代表的な橋

せっかく「橋」というテーマなので、日本の代表的な橋についても書いていこうと思います。

まず、日本で一番長い橋は、一般の国道(409号)でもある、アクアブリッジ(東京湾アクアライン)。
神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結び、東京湾を横断するこの橋は、4,424mもの長さを持っています。

そして、日本で2番目に長い橋は、兵庫県神戸市と淡路市を繋ぐ、明石海峡大橋です。
全長3,911mのこの明石海峡大橋は、世界で最も長い吊り橋としても有名です。

なお、日本で3番目に長いのは岩手県にある第1北上川橋梁。
4番目は関西国際空港連絡橋で、鉄道車道併用トラス橋としては世界最長となっています。

ちなみに、世界で一番長い橋は中国の江蘇省にある丹陽~昆山特大橋で、全長は164.8kmもあります。

この丹陽~昆山特大橋は京滬高速鉄道という路線に架かっている高架橋なのですが、
日本で同等程度の鉄道距離を調べてみると、東京駅から富士市(静岡県)までが約181km、
軽井沢(長野県)までが約147kmとなるので、なかなか長い橋であることがわかっていただけるかと思います。

さすが中国、規模が違う。

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いろんなブリッジ

せっかくなので、「ブリッジ」と名のつくものについて、いろいろと調べてみました。

運動編

足裏と、手または頭で体を支え、背中が地面につかないように保つ姿勢。
見た目が橋っぽいところから、ブリッジと呼ばれています。
体育の授業などでやってみた経験のある人も多いのではないでしょうか。

本当は仰向けに寝た状態からこの姿勢になるのはカウントされず、
直立した状態から上半身を後ろ側に反らせた時に完成するこの姿勢をブリッジと呼ぶよう。
そう考えるとなかなか難易度が高い技です。

そんなブリッジといえば、『エクソシスト』という映画で、
この姿勢のまま階段を降りるシーンがふと脳裏に浮かんだのですが、

ファンの間では「スパイダーウォーク」と言われているこのシーン、
1973年(日本では1974年)の初公開時にはカットされており、
2000年に公開されたディレクターズ・カット版にて新たに追加されたシーンのようです。

……どんな逸話があるにせよ、怖い。

歯科関連

歯を抜いた後に、隣の歯が倒れて来たり、噛み合う歯が伸びて来たりといった、
全体の噛み合わせのバランスが崩れてしまう現象を抑えるために行なわれる治療の一種。

ブリッジとは、両隣もしくは片隣の歯を土台にして、支台装置というものを作り、
抜いた歯の代わりになる人工の歯(ダミーまたはポンティック)を連結部で結ぶことによって作られます。

……私自身は今のところ虫歯、抜歯とは縁遠い生活を送っているので、
このような治療を実際に行なったことはありません。

メガネの部品

レンズとレンズの間をつなぐ、鼻の上にあたるあの部分のことをブリッジと呼びます。

トランプゲーム

「コントラクトブリッジ」や「ブリッジ」と呼ばれる、競技人口も世界130カ国以上で
約1億人以上といわれているくらい多い、トランプゲームの一種。
ポーカーやジン・ラミーと並ぶ世界三大カードゲームのひとつでもあります。

2対2のダブルス戦で行なわれるこのゲームのルールは比較的シンプル?で、
まず、ジョーカーを除く1デッキ52枚のカードを用意します。

4人のプレイヤーはゲーム開始時に13枚のカードを受け取り、
1枚ずつ計13回、手持ちのカードを出して行き、
1回ごと(=1トリックごと)に誰が最も強いカードを出したかをルールに沿って集計していきます。
そして、自分のパートナーと協力して、
対戦相手のパートナーより多くのスコアを獲得することで勝つことができます。

スコアについては、数字ごと、またマーク(スーツ)ごとで異なってきます。
数字の中ではエース(A)が最も強くて、2が最弱。
マーク(スーツ)の中では、スペード>ハート>ダイヤ>クラブの順で強くなります。

ローカルな決まりがなく、全世界共通のルールで遊べるゲームの1つなので、
興味を持たれた方はぜひ一度じっくりと調べて覚えておくと、
グローバルな交流の機会に役に立つ、かも……?

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『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』

そして、最後はこれ。

テレビドラマも、映画も、それからスピンオフの各作品も全部観たぞ!
と私が胸を張っていえる、数少ない作品の一つ、『踊る大捜査線』シリーズであります。
(あとは『TRICK』シリーズ、『木更津キャッツアイ』シリーズくらいです)

この『踊る大捜査線』シリーズは織田裕二さん演じる青島俊作巡査部長が主人公の「警察ドラマ」です。

ちなみに『踊る大捜査線』シリーズが公開されるまでは、いわゆる「刑事ドラマ」といえば、
犯人を逮捕するまで、に焦点を当てたドラマが主流でした。
また、カーチェイスや銃撃戦などの派手な演出や、
所轄の警察署が管轄範囲以上の広域事件やテロ事件などを解決する、
といった、現実に即していない過剰な描写も多かった中で、
『踊る大捜査線』シリーズはかなり現実に近い警察組織・業務内容を描くようにしていた、
という点では、当時はかなり新しい試みのドラマでもありました。

そんなシリーズの劇場版第2作目として公開されたのが、
『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』。

映画のクライマックスのシーンで、完全封鎖できなかったレインボーブリッジを渡って逃走しようとする犯人を前に、

「レインボーブリッジを封鎖できません!」

といった青島のセリフが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

ちなみに、作中では、
「レインボーブリッジは関係各方面への手続き調整が必要なため、完全に封鎖するのは困難である」
という描かれ方をしたために、実際のレインボーブリッジもそう簡単に封鎖できないものである、
というイメージを持っている方も多いのではないかと思います。

しかし実際には、一般道を閉鎖するのと同じ要領で、警察の権限によって、作中よりももっと簡単に封鎖すること可能で、
脚本家の君塚良一さんもこの事実を取材中に確認しながらも、あえてそのまま進めたそうです。

また、こうした事件などの理由の他にも、
災害や事故などの理由でレインボーブリッジは閉鎖される場合もあるとのこと。

個人的には意外でした。

橋についてまとめ

というわけで、ロンドンから虹(レインボー)まで、いろんな橋をピックアップしてみました。

たまにはもう少し創作っぽいこともしてみたいと思うのですが、
折りをみて隙をみてタイミングをみて、どのお題でチャレンジするか決めて行きたいと思います。

それでは、今日はこの辺りで。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)