たまには、理屈抜きで振り切れた映画を観たくなることってありますよね。
上品さや整った物語よりも、とにかく勢いと熱量に身を任せたい夜。
そんな気分のときに思い出す一本があります。
今回これから紹介するのは、映画『デトロイト・メタル・シティ』。
タイトルを聞いただけで、ただならぬ空気を感じる人も多いかもしれません。
ここからはこの作品が放つテンションや、観終わったあとの不思議な爽快感について、ゆっくり綴っていこうと思います。
覚悟を決めて観ると、きっと忘れられない時間になるはずです。
映画『デトロイト・メタル・シティ』概要
『デトロイト・メタル・シティ』は若杉公徳さんの同名漫画を原作として、2008年に公開された日本の映画です。
あらすじは以下の通り。
オシャレな渋谷系ポップミュージシャンを夢見て上京してきた根岸崇一だったが、ふとしたことから奇抜なメイクと演奏で人気を博す悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」として活躍する羽目に……。
引用元:デトロイト・メタル・シティ:作品情報・キャスト・あらすじ|映画.com
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映画『デトロイト・メタル・シティ』のレビュー・感想
『デトロイト・メタル・シティ』は、ここまで振り切れるのか、と驚かされるタイプのコメディでした。
原作の持つ過激さとバカバカしさを、そのまま実写でやるという無謀さ。それを本気でやり切っているところに、この映画の面白さがあります。
まず何より、松山ケンイチさんの振り幅がすごい。気弱でポップス志向の青年と、凶悪なデスメタルバンドのカリスマ、その落差をあそこまで体当たりで演じきるとは思いませんでした。
笑いながら観ているのに、途中からはもはや感心してしまうレベルです。
あの極端なキャラクターが成立しているのは、演じる側が照れずに本気だからこそだと思います。
ギャグは基本的に下品で、勢い重視。冷静に考えればかなりくだらないのに、音楽とテンポで強引に笑わせてくる。
観ているこちらの理性を置き去りにして、「もう笑うしかないでしょ」と迫ってくる感じが痛快でした。
好き嫌いははっきり分かれそうですが、ハマる人にはとことんハマるタイプの笑いです。
それでも、ただの悪ノリで終わらないのがこの作品の良いところ。
やりたいことと求められることのズレ、自分の本心と周囲の期待とのギャップ。
そういったテーマが、騒がしい見た目の裏にちゃんと潜んでいます。
だからこそ、バカ騒ぎの中にも少しだけ切なさが混じる。そのバランスが意外と効いていました。
『デトロイト・メタル・シティ』は、上品さや洗練を求める映画ではありません。むしろ真逆。
でも、全力でくだらないことをやる姿には、どこか清々しさがある。
理屈を抜きにして笑いたい夜に、思いきり振り回される覚悟で観ると、きっと楽しい一本です。
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映画『デトロイト・メタル・シティ』まとめ
というわけで、映画『デトロイト・メタル・シティ』を紹介してきました。
ちなみに映画『デトロイト・メタル・シティ』ですが、Amazonプライム会員はレンタルですがプライム・ビデオで鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)


