アメリカの映画、特にSFジャンルって、宇宙!!災害!!人類の危機!!っていう感じの作品が多いよなと感じる今日この頃です、って前にもどれかの記事で書いた気もしますが……
というわけで今回は映画『ジオストーム』についてレビューしていきたいと思います。
映画『ジオストーム』概要
映画『ジオストーム』はディーン・デヴリンが監督を務めた2017年公開のアメリカのSFアクション映画で、気候制御技術が暴走するという設定を軸にした、大規模な自然災害と人間ドラマを描いた作品です。
あらすじは以下の通り。
度重なる自然災害に苦しめられてきた人類は、ついに世界各国が協力して、全世界の天気を管理できる気象コントロール衛星“ダッチボーイ”を完成させる。ところがある日、そのダッチボーイが謎の暴走をはじめ、世界各地に未曾有の大災害をもたらしていく。かつてダッチボーイの開発に携わった天才科学者ジェイクは、この史上最大の危機を前に立ち上がり、人類滅亡を引き起こす地球規模の自然災害“ジオストーム”を食い止めるべく奔走するのだったが…。
引用元:映画 ジオストーム(2017) – all cinema
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映画『ジオストーム』のレビュー・感想
さすがアメリカのSF映画という感じで、巨大な津波、氷嵐、雷雨といった迫力ある自然災害のシーンの演出が派手で、アメリカ映画らしい視覚的なエンタメ性は高いな〜という感じはありました。
ただ、逆に言えば私がいいなぁ!と思えたのはそこくらいかもしれないですね……。
気候制御や宇宙技術の描写にいわゆる科学的なリアリティが薄いなぁ、都合よく展開しすぎでは?と感じたのもありますが、
何よりメインテーマの1つであるはずの家族の絆とか兄弟の対立などの描写がとにかく浅く感じてしまって……
なので人間ドラマに期待して観ると、特に邦画作品のそういうジャンルに慣れてる人にとってはかなり物足りないかな。
黒幕の動機も、そんなことで?!って感じでしたしね。まだ黒幕に協力して気候制御機能に仕掛けをした人の方が単純でわかりやすく納得感があったくらい。
あとはアメリカの同じように災害を扱ったSF映画『アルマゲドン』や『デイ・アフター・トゥモロー』の焼き直しというか、過去の名作のエッセンスとりあえず詰め込んでみた?感もあったので、この作品独自の面白みもあんまりないかも。
とはいえお手軽なアクションやスリル、スペクタクル要素を求めるなら、良いポップコーンムービーにはなり得るかなとも思いました。あんまり推理要素もないし。
あと、吹き替え版を観ることにあまり信仰上の理由とか忌避感とかがない方は、吹き替え版で観るのを個人的にはオススメします。
上川隆也さんと山本耕史さん、ブルゾンちえみさん、私としては良かったと思います!
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映画『ジオストーム』まとめ
というわけで、映画『ジオストーム』を紹介してきました。
ちなみに映画『ジオストーム』ですが、字幕版・吹き替え版ともにAmazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)