映画『インターステラー』科学と人間の思いが交差する先で

映画

もし、時間が自分だけ違う速さで流れたら――。

大切な人と過ごせるはずの時間が、一瞬で失われてしまうとしたら。

宇宙をテーマにする時、重力や時間の概念が地球とは異なる、たとえば行った先の星での数時間が地球の何十年にも相当してしまう世界線の話ってあったりしますよね。

今回はそんな未知の宇宙と時間、科学と人間の思いが交差する映画『インターステラー』を紹介したいと思います。

映画『インターステラー』概要

映画『インターステラー』は2014年にアメリカで公開された、クリストファー・ノーラン監督によるSF映画です。

あらすじは以下の通り。

近未来の地球。環境は加速度的に悪化し、植物の激減と食糧難で人類滅亡の時は確実なものとして迫っていた。そこで人類は、居住可能な新たな惑星を求めて宇宙の彼方に調査隊を送り込むことに。この過酷なミッションに選ばれたのは、元テストパイロットのクーパーや生物学者のアメリアらわずかなクルーのみ。しかしシングルファーザーのクーパーには、15歳の息子トムとまだ幼い娘マーフがいた。このミッションに参加すれば、もはや再会は叶わないだろう。それでも、泣きじゃくるマーフに“必ず帰ってくる”と約束するクーパーだったが…。

引用元:映画 インターステラー(2014) – all cinema

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映画『インターステラー』のレビュー・感想

宇宙を題材にした映像作品や解説系の動画を見ることが元々好きなのもあると思うんですが、

広大な宇宙空間や異星の風景が非常に迫力をもって描かれているのに加え、科学的な面での監修を物理学者のキップ・ソーン氏が行なうなど、映像として綺麗なだけじゃなくリアリティを追求している点が個人的に好感触でしたね。

映画の緊迫感を一層引き立ててくれる音楽もすごくこの作品にマッチしてたと思います。

そして宇宙の映像の美しさだけではなく、主人公のクーパーが宇宙から娘の成長を見守るシーンであったり、時間がどれほど人間にとって重いものであるか感じさせる場面なども盛り込まれているので、個人的には人間ドラマとしても楽しめました。

もちろん、科学的な描写と人間の情に訴えてくるテーマのバランスって難しいですけどね……愛が科学や論理を超えてくるような扱い方、気になる人は気になるでしょうし。

あと、特に物語の終盤の時間や空間の構造・概念がやや複雑で、一生懸命それを見やすくしようとしている感じはあるんですけど、初見で理解するのは人によっては少し難しいかもしれません。

見やすくしようとするあまりこれまでの人間ドラマ的な描写との落差(説明的すぎる)を感じる人がいてもしょうがないかなという気持ちもあります。

個人的にはストーリーの終わり方(アメリアのこと)を考えると、続編があっても良かったんじゃないかとも思いました。

とはいえ、SF作品や宇宙関連のテーマを扱ったものが好きな私みたいな人は結構楽しめる作品だと思います。

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映画『インターステラー』まとめ

というわけで、映画『インターステラー』を紹介してきました。

ちなみに映画『インターステラー』ですが、字幕版・吹き替え版ともにAmazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。

よかったらぜひこの機会に観てみてください。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)