子どもの頃に観て、なぜかずっと記憶の片隅に残っている映画ってありませんか?
内容を細かく思い出せるわけじゃないのに、タイトルやワンシーンだけは妙に鮮明で、ふとした瞬間に思い出すような一本。
2000年公開の映画『ジュブナイル』は、私にとってまさにそんな作品です。
派手な話題作ではなかったけれど、静かに心に残り続けている理由はきっとある。
当時の空気や年齢だからこそ受け取れた感覚があって、今あらためて振り返ると、少し違った見え方もしてくる。
そんな「記憶に残る映画」としての『ジュブナイル』について今回は紹介していきたいと思います。
映画『ジュブナイル』概要
映画『ジュブナイル』は2000年に公開された山崎貴監督による日本の映画です。
あらすじは以下のとおり。
2000年、夏。小学生の祐介、岬、俊也、秀隆は、森の中で小さなロボット「テトラ」と出会う。高度な知能を持つテトラがどこからやって来たのか疑問に思った彼らは、タイムマシンを研究する近所の天才物理学者・神崎の助けを借りてテトラの秘密を探る。同じ頃、地球上空10万キロメートルに、謎のエイリアン「ボイド人」の巨大宇宙船団が現れ、地球の海を奪おうと目論んでいた。岬をボイド人にさらわれてしまった祐介は、テトラが作った戦闘型ロボット「ガンゲリオン」に乗り込み、ボイド人との戦いに身を投じていく。
ジュブナイル:作品情報・キャスト・あらすじ|映画.com
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映画『ジュブナイル』のレビュー・感想
映画『ジュブナイル』は私にとっては公開当時に劇場で観た印象が強く残っている作品のひとつなんですよね。
今あらためて思い返すと、「あの時代ならではのワクワク」がぎゅっと詰まった一本だったなあと思います。
当時はまだ“日本のSF映画”と聞くと、ちょっと構えてしまう空気もあった気がするんですが、『ジュブナイル』はいい意味でそのハードルを軽々と越えてきました。
難しい理屈よりも、「これ、面白そうじゃない?」という直感で引っ張ってくれる感じ。
子どもたちの視点を中心に物語が進んでいくので、SFなのにどこか身近で、観ている側も自然と目線が低くなるんですよね。
劇場で観た当時は、純粋に「ロボットかっこいい!」「冒険感すごい!」と楽しんでいた記憶が強いです。
VFXも今の基準で見れば決して派手ではないんですし、大人になってから思い返すと、少しベタで、少し青くて、でもだからこそまっすぐ。
未来とか友情とか、そういう言葉を真正面から信じていた時代の空気がそのまま残っている感じがします。
完成度うんぬんより、「あの頃、映画館でこれを観た」という体験込みで記憶に残っている作品ですね。
派手さよりも、ノスタルジーと少年心。『ジュブナイル』は、そんな言葉がしっくりくる一本だと思います。
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映画『ジュブナイル』まとめ
というわけで、映画『ジュブナイル』を紹介してきました。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)


