「ミルフィーユって、キレイに食べるの難しいよね」
「だから、彼氏を家に連れて行ったときに、おやつにミルフィーユが出ると、目印になるんだよね。”あーお母さんこの人のこと気に入ってないな”っていう」
「何度かあったけど、連れて来た人を気に入ってない時、毎回おやつにミルフィーユが出たからさ」
このエピソードは私の知り合いが以前話していたものなのですが、
「”京の茶(ぶぶ)漬け”の話じゃあるまいし…」
と笑ったものですが、確かにミルフィーユ、食べづらいのよね。
というわけで、今回は「ミルフィーユを綺麗に食べる方法」について解説していきたいと思います。
ちなみに余談ですが、”京の茶(ぶぶ)漬け”とは、京都で「ぶぶ漬けは、いかがどすか?」と聞かれたら、早く帰ってくださいなという意味である、という逸話のことです。
ただ、実は元々は上方落語の中で出てくる話。京都での用事を済ませたある人が帰ろうとした際「ぶぶ漬けは、いかがどすか?」と聞かれ、「じゃあちょっとだけ」と返事をしてしまったら、空気が読めないと言われてしまうエピソードが一人歩きして広まってしまったともいわれています。
さて、蛇足もここまでにして、本編スタート!
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ミルフィーユは横に倒して食べるのが正解!
カスタードクリーム(や、バタークリーム・生クリーム)とフルーツを、硬いパイ生地とパイ生地でサンドしたものを何層も重ねたのが、ミルフィーユの基本の形。
硬いパイ生地はフォークを刺したらボロボロと崩れてしまうし、ナイフを入れようとすれば中に挟まっているクリームで滑ってしまい、どうにもこうにもキレイに食べることを難しくしています。
でもそれは、ミルフィーユを縦のまま食べようとする場合。
えっ、ミルフィーユを倒して食べるのはマナー違反じゃないの?
そんな驚きの声も聞こえて来そうですが、キレイに食べるにあたってミルフィーユを横に倒すのはマナー違反ではなく、むしろ推奨されているやり方です。
本当のマナー違反は、パイ生地と中のクリームを別々に食べること。
なので、ミルフィーユを横に倒した後はパイ生地とクリームを一緒に口に運べるようにひと口大にカットして食べるようにしましょう。
あとは、パイ生地を切った際にどうしても出てしまうパイくずは、間のクリームを使って上手にすくうと、すべて食べ終わった時にお皿もキレイになってベターです。
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「ミルフィーユのキレイな食べ方」まとめ
どうしても倒さずに食べたい!
そんな場合は思い切って真上から下の生地までしっかりとフォークで切るか、
パイ生地の同じ場所に数回に分けてナイフを刺していく、という手も無くはありません。
しかし、お皿を引っ掻いてしまったり、やはりうまく切れなかったりと、慣れるまではキレイに食べるのが難しい方法でもあります。
もし、今まで「倒して食べるのはマナー違反なのでは…」と思っていた方は特に、ぜひ一度試してみてくださいね!
この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)