6月末に終わってしまったキャッシュレス決済によるポイント還元。
こちらは対象の店舗でのお買い物の際に、登録されているキャッシュレス決済で支払いをすると最大で5%のポイント還元が受けられる、という内容のものでした。
消費税が引き上げられたことによって落ち込むであろう消費行動を補填せんと行われて来たこの事業も終わってしまい、
7月からこそが本格的な増税のターン、という見方をしている人も多いことでしょう。
そんな中、7月1日から始まったのが「マイナポイント」の申し込み。
キャッシュレス決済を利用した場合の新たなポイント還元の仕組みです。
今回はそんなマイナポイントについて詳しくみていきたいと思います。
[sponsered link]
マイナポイントとは
マイナポイントとは、マイナンバーカードを持っている人が手続きをすることで9月以降、キャッシュレス決済を利用した買い物などで最大5,000円分が還元される仕組みのこと。
ただし、自分自身が登録をしているキャッシュレス決済すべてでこのポイントがもらえるわけではなく、
利用者は申し込みの際に、必ず「一社だけ」決済サービスを選ぶ必要があります。
マイナポイント予約・申し込み方法
ここでは、マイナポイントの申し込みにあたって必要な事前準備、実際の予約・申し込み方法を紹介していきます。
マイナンバーカードを持っていない場合は早めの交付申請を
マイナポイントはマイナンバーカードと紐づけるサービスであるため、マイナンバーカードの取得が必須となります。
もしまだ持っていない、という場合は、以下の公式ページを確認しながら、スマートフォン・パソコン・まちなかの証明写真機・郵便など、ご自分に合った方法で申請を進めましょう。
マイナンバーカード交付申請 – マイナンバーカード総合サイト
なお、申請から実際の交付までは、約1ヶ月程度かかるとのこと。マイナポイントの事前申し込み締め切りが8月末であるため、利用を考えている方は1日でも早く交付申請した方がいいでしょう。
マイナポイントの予約・申込方法
マイナンバーカードがすでに手元にある場合は、発行済みのマイナンバーカードと、申請時もしくは受け取り時に設定した4桁の暗証番号を用意した上で予約を進める必要があります。
予約方法は、以下の3つから選ぶことができます。
- スマートフォンから予約
- パソコンから予約
- まちなかの支援端末で予約
まず、スマートフォンについては自分が持っている端末が対応機種であるかどうかの確認が必要となります。
>>Androidの対応端末一覧はこちら
>>iPhoneの対応端末一覧はこちら
また、対応している機種だった場合も、別途マイナポイント専用アプリをダウンロードする必要があります。
次に、パソコンから予約する場合ですが、こちらも公的個人認証サービスに対応したICカードリーダライタを準備する必要があります。
>>公的個人認証サービス対応のICカードリーダライタ一覧はこちら
※上記は対応しているICカードリーダライタの一例です。
また、マイキーID作成・登録準備ソフトのインストールも必要となってくるので、以下のページからインストールしましょう。
ただ、現状では「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」、つまるところ確定申告などくらいしか目立った使い道がないのが正直なところ。
新型コロナウィルス下で実施された特別定額給付金オンライン申請のような事態が今後発生するか分からないですし、
機種変更やICカードリーダライタの購入を行なうことにあまりメリットが感じられない、という方は、まちなかのマイナポイント手続スポットで予約を済ませるのが賢明かもしれません。
[sponsered link]
マイナポイント申込の際の注意点
ここからはマイナポイント申込の際の注意点をピックアップしていきます。
選べるキャッシュレス決済事業者は1社だけ。後から変更もできない
最大の注意点とも言えるのが選べるキャッシュレス決済事業者は1社だけであることと一度申し込みをしてしまうと後から変更ができないことでしょう。
7/1時点で対象となる決済サービスは以下から検索・閲覧ができますが、
>>マイナポイント対象となるキャッシュレス決済の検索・閲覧はこちらから
サービスが今後追加される可能性もあります。
現時点で自分が頻繁に利用しているサービスが登録されている場合は迷わず申し込んでもいいと思いますが、
利用サービスが複数あって迷っている場合や、現時点で対象となっていない場合はよく考える時間を設けた方がいいでしょう。
せっかく申し込んでもほとんど利用せず、還元を受けられないのであれば意味がないですからね。
申し込み期間・ポイント還元対象期間の違い
マイナポイントの利用申し込み自体は7/1から行なうことができます。
しかし、チャージもしくはお買い物によってポイント還元を受けられるのは、2020年9月〜2021年3月末までの分。
お買い物によってポイント還元が得られるのであれば、事前にチャージしておくのも手かもしれませんが、
チャージ分が還元対象となるサービスの場合は、8月末までにチャージした分はポイント還元対象外なので注意が必要です。
なので、ポイント還元がどのように受けられるのか、事前に利用予定のサービスを確認しておくようにしましょう。
ポイント還元の上限額は5,000円
マイナポイントの還元率は、利用(チャージもしくは買い物)額の25%にあたりますが、得られる還元には5,000円分までという上限額が設けられています。
つまり、チャージにしても買い物にしても20,000円分までが対象だということです。
たくさん買い物・チャージすればした分だけ還元されるわけではないので、気を付けましょう。
[sponsered link]
マイナポイントとは?申込方法・注意点まとめ
マイナンバーカードを持っている人にとっては、キャッシュレスポイント還元の代わりともなるお得な制度であるマイナポイント。
- 利用できるサービスは1社だけ。一度申し込んだら後から変えられない
- 申し込み期間とポイント還元対象期間が異なる。還元は2020年9月〜2021年3月末まで
- 還元額の上限は5,000円=20,000円の利用分まで。
以上の点に注意しながら、自分自身が頻繁に利用し、最大限に還元を受けられるサービスをよく比較・検討して申し込みましょう!
この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)