漫画『タッチ』あらすじ・感想・レビュー

企画

世の中にはたくさんのスポーツを題材とした漫画が存在しています。なので、スポーツがよほど嫌い、という人ではない限り、何かしらのスポーツ漫画作品に触れてきた方も多いのではないでしょうか。

場合によっては、このスポーツはこの漫画、と競技ごとに自分の中での代表作を挙げられる人もいるかもしれません。

たとえば、私の場合だと、テニスであれば実家にあった『エースをねらえ!』と、中学に上がるとほぼ同時に連載がスタートした『テニスの王子様』。

フィギュアスケートなら川原泉さんの『銀のロマンティック…わはは』とか。原作は読んだことはないけれど、実写映画で知った卓球漫画『ピンポン』とか。

あとは、自分自身では読んだことがなくても、バスケットボールだったら『SLAM DUNK』や『黒子のバスケ』、バレーボールなら『アタックNo.1』や『紅色HERO』など、

周囲で連載当時に流行っていたり、この作品が好き、という人を後から多く見かけたりといったことが続く中で、イメージが定着する、といったこともあります。

そして、野球の場合ですが、私にとっては『タッチ』が自分の中での代表作としてあがってきます。

というわけで今回は、あだち充さん作の『タッチ』については紹介してきたいと思います。

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漫画『タッチ』概要

『タッチ』基本情報

漫画『タッチ』は1981年〜1986年にかけて『週刊少年サンデー』で連載されていた日本の少年漫画。

高校野球をテーマに、双子の兄弟である上杉達也・上杉和也と、彼らの幼なじみである浅倉南の3人の恋愛を絡めた作品です。

1985年〜1987年にかけてはテレビアニメ化もされ、その後劇場アニメも公開されています。

第1期のオープニングテーマ、岩崎良美さんが歌う「タッチ」は現在でも日本の高校野球界では応援歌の定番となっているくらい人気が高いので、夏の甲子園の中継などで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

ちなみに、2005年には斉藤祥太さん&斉藤慶太さん兄弟と長澤まさみさん主演で実写映画かもされています。

連載から20年以上経っても映画化される、人気が色あせない名作、といえるのではないでしょうか。

『タッチ』あらすじ

上杉家には双子の兄弟がいました。スポーツも勉強も真剣に取り組む弟の和也と、要領はいいけれどなにごとにもややいい加減な兄の達也。

そして、そんな上杉家の隣には、物心つく前から上杉兄弟とともに過ごしてきた、同い年の幼馴染みである浅倉南が住んでいました。

思春期を迎え、互いが互いにほのかに異性を意識し始めた頃、彼らは同じ明青学園高等部へと進学します。

「甲子園に連れてって」

南の幼い頃からの願いを叶えるために1年生の頃からエースとして活躍する和也と、野球部マネージャーとして働く南。しかし、南が意識しているのは達也です。

しかし、自身が努力を怠ってきたことへの自覚から、南に対する思いと向き合えない達也。3人で、まるで家族のように過ごしてきたこれまでの関係を壊したくないという気持ちもあります。

ですが、和也は南に対し、異性としてのアプローチを開始。達也にもこの恋から逃げないようにと促します。

そして、南の夢を叶えるべく向かった、地区大会決勝戦。和也は交通事故により帰らぬ人となってしまいます。

和也亡き後、弟に恥じないような人間になろうと心を新たにする達也。その側で彼を見守る南。

やがて和也に代わって野球部に入り、ピッチャーとしてマウンドに立つ達也は、3年生の夏に、ついに甲子園への切符をつかみます。

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『タッチ』のレビュー・感想

『タッチ』が連載していた頃私はまだ生まれておらず、アニメ版の再放送を何度かやっていた頃も、放送時間である夕方の早い時間帯は家にいないことが多かったので、リアルタイムの世代でもなければ、アニメについては実際には全話視聴したことがありません。

ただ、漫画版に関しては全巻通して読んだことがあります。

というのも、私が住んでいた場所の最寄駅の近くに大きな倉庫然とした建物があって、そこではいろんな種類のビデオや漫画などが貸し出していたんですが、

かなり立ち読み勢にも優しいお店だったので、一時期学校帰りに毎日寄っては、いろんな漫画を読んでいたんですね。
(その節は本当にお世話になりました、そして立ち読みばかりですみませんでした)

そして、その中で読んだ作品の一つが『タッチ』だったのです。

野球自体に興味がなくても読みやすい

漫画自体があまりジャンルを問わず好きですし、中高とバレーボール部所属だったこともあってか、競技問わずスポーツ漫画を読むことも好きだったのですが、いかんせん私はあまり野球には明るくありませんでした。

ただ、高校野球は結構好きで、夏の甲子園とかは時間が合えばたまに観ていました。

コールド負け、なんていうこともあれば、抑えに抑えて最後に決められてしまったり、打った打ったの乱打戦で延長も限界まで持ち越しと、いろんなドラマがあって、そこが好きだったのです。

なので、今年は開催できないことが少し残念でもあります。

とまぁ、高校野球はそんな感じで楽しんではいましたが、結局のところルールはぼんやりとはわかるけれど、それくらい。

でも『タッチ』にはあまり複雑な野球用語は出てきません。というか、試合しているシーンそのものも実はそんなに多くありません。

題材は確かに高校野球だけれど、もう一つの軸ともいえる達也と南との恋愛の行方や、和也の影、和也との思い出を背負っていく2人の姿の方が丁寧に描かれていたので、

そうした人間のドラマ的な部分が面白かったからこそ、読了できたのではないかと、今振り返ってみるとそんな風に思います。

主題歌『タッチ』の印象深さ

私がこの作品をそもそも読もうと思ったきっかけとして、主題歌がとても大きな影響をもたらしていた気がします。

私が中高生だった当時は結構音楽番組が充実していたと記憶しているのですが、その中でも懐メロ的な年代別のであったり、視聴者投票であったり、ランキングの内容もバラエティに富んでいました。

好きなアニメランキングといった内容の番組も放送されるとよく観てましたね。

だからこそ、夏の甲子園の応援歌以外でも、曲の方の「タッチ」に触れる機会というのが結構あったんですよね。

あと、当時ゲームセンターでポップンや太鼓の達人といった音楽を扱うゲームをやることが自分含め周囲でブームになっていたんですが、太鼓の達人でよくプレーしていた記憶があります。

カラオケでも年代や、あとはオタクくさすぎないかといったことも気にすることなく歌える曲なので、

滅多に機会はなかったですが職場カラオケの際の貴重な一曲として重宝してもいました(笑)

まぁ、先日仕事関係の送別会のカラオケでX JAPANの『紅』を歌った人間なので、自分の曲選びのTPOセンスにはそこまで自信がないんですけれども。

ただ、今の時代では、あまり全年代が知っている国民的ヒットソングがない、とも言われていますが、2019年になってもカバーされ続けている曲だと考えると、

古臭くもなく尖りすぎているということもなく、耳に残りやすい歌詞にメロディと、長くいろんな人に好かれる要素を持っている曲だ、ともいえるのかもしれません。

『タッチ』まとめ

というわけで、『タッチ』を紹介してきました。どちらかというと思い出語りに終始したような気もしますが、

野球にあまり詳しくなくても楽しめる作品であることは間違い無いので、よかったらぜひこの機会に読んでみてください。

なお、本記事ですが今回は3000文字チャレンジ(@challenge_3000)のという企画の参加記事となります。

というわけで、お題と企画のルールについてはこちらから↓

今回のお題は『あだち充』でお送りしました。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)

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