私は自他ともに認める猫好きなのですが、それゆえに「猫」と聞くとそれだけで作品を観たり読んだりしてしまう節があります。
いわゆる”ジャケ買い”や”ジャケ借り”に通じるような感覚でしょうか。
そんな私に、先日友人が紹介してくれた『猫侍』というドラマがとてもよかったので、今回紹介してみたいと思います。
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ドラマ『猫侍』概要・あらすじ
『猫侍』は2013年にseason 1が、2015年にseason 2が、そして2016年にスピンオフ作品『猫侍 玉之丞 江戸へ行く』が東名阪ネット6及び5いっしょ3ちゃんねる加盟局などで放送されている日本のドラマです。
物語の舞台は幕末の時代。
かつて「まだら鬼」の呼び名で畏怖されていたものの今はしがない浪人の身である剣客・斑目久太郎(まだらめきゅうたろう/北村一輝さん)が、
ひょんなことから本来討ち取るべきはずの猫・玉之丞(たまのじょう)を引き取ることになり、やがて1人と1匹の間に家族同様の絆が結ばれるまでを描いたストーリーとなっています。
ドラマ『猫侍』のレビュー・感想
本作について一言で伝えるなら間違いなく、
玉之丞めちゃくちゃ可愛いし癒されるから猫好きの人はとりあえず観て!!
という言葉に尽きるのですが、さすがにそれだけではレビューにはならないので……
北村一輝さん演じる久太郎は「まだら鬼」と称されるほどの凄腕の剣客(元・加賀藩剣術指南役で無双一刀流の免許持ち)、とてもストイックで、父の教えを忠実に守り日々の鍛錬を欠かさず行っている(けれど日々の食い扶持に困る浪人の立場なので時に妥協する)人なのですが、
常に眉間にしわを寄せたような厳つい面構えと無口さゆえに、これまで度々妻子とすれ違って来てしまっていたんですね。
で、新しい方向先を見つけるために江戸へ来た時に残してきたそんな家族にきちんと愛情もあって2人の身をいつも案じてはいるんですが、
それをうまく伝えられず、頻繁に送ってくる手紙の封も開けずに棚にしまって返事も書かずにいる始末。
けれど、そんな久太郎が「武士の仕事ではない」と嫌々始めた傘張りに熱中したり、お手製の猫飯(にゃーはんと読む)をこしらえたりと、
玉之丞との絆が深まるにつれて彼の中に変化が生じて行くんですね。
そして、家族の大切さに改めて気づいて、妻子についに手紙の返事を書いて江戸に呼ぶ決心をする。
玉之丞が可愛くて、それだけでも猫好きの人にはぜひ観て欲しいドラマであることはもちろんなのですが、
久太郎自身の物語も楽しめる、とてもハートウォーミングなドラマとしてもオススメしたい作品です。
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ドラマ『猫侍』まとめ
というわけで、ドラマ『猫侍』を紹介してきました。
ちなみに『猫侍』ですが、Amazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)