日常を描いた映画って、どうしても地味そうに見えてしまうことがあるけれど、ふとしたタイミングで心に残り続けるのも、だいたいそういう作品だったりしますよね。
派手な仕掛けや大きな音で引っ張るタイプではない。
でもだからこそ、観る側の気持ちやその日のコンディションによって、受け取り方が変わりそうな予感がする。
今回は、そんな映画『きいろいゾウ』について、紹介していきたいと思います。
映画『きいろいゾウ』概要
映画『きいろいゾウ』は西加奈子さんの同名小説を原作として2013年に公開された日本の映画です。
あらすじは以下の通り。
出会ってすぐに結婚し、お互いのことを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う夫婦を主人公に、傷つきながらも2人で生きることの意味を学んでいく姿を描く。天真爛漫な妻利愛子(つまりあいこ)は、背中に大きな鳥のタトゥを入れた売れない小説家の夫・武辜歩(むこあゆむ)と出会ってすぐに結婚した。互いに秘密を抱えたまま暮らし始めるが、ムコ宛に届いた1通の手紙をきっかけに、2人の気持ちは大きく揺らぎ始める。それでも分かり合おうと思い悩む2人は、実は幼少期に読んだ「きいろいゾウ」という絵本が結びつけた運命の関係にあった。
引用元:きいろいゾウ:作品情報・キャスト・あらすじ
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映画『きいろいゾウ』のレビュー・感想
『きいろいゾウ』は、「大きな事件は起きないけれど、確かに心は揺れる」タイプの作品でした。
宮﨑あおいさんと向井理さんが演じる夫婦は、とにかく不器用。
言葉が足りなかったり、伝えたいことほど飲み込んでしまったりして、すれ違いが少しずつ積み重なっていきます。
観ていて「わかる……」と頷きたくなる瞬間が何度もあって、派手さはないのに妙に刺さるんですよね。
この映画が好きだなと思ったのは、夫婦関係を“ドラマチックな出来事”で描こうとしないところ。
日常の中にある小さな違和感や、ふとした孤独、相手を思うがゆえの不器用さが、静かに積み重なっていく。その過程がとても丁寧です。
そして何より、映像のやさしさが印象的でした。
田舎町の風景や家の中の光の入り方、動物たちの存在まで含めて、全体が少しだけ現実から浮いたような、絵本みたいな空気をまとっている。
タイトル通り、どこかファンタジー寄りなのに、感情はものすごく現実的なんですよね。
派手な盛り上がりを期待すると物足りないかもしれませんが、感情が疲れているときや、人との距離感に少し迷っているときに観ると、じわっと染みてくるタイプの映画だと思います。
観終わったあと、「ちゃんと話すって大事だな」とか、「分かり合うって、簡単じゃないよね」と、特別な答えじゃないことを考えさせられる。
そんな静かな余韻が残る一本でした。
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映画『きいろいゾウ』まとめ
というわけで、映画『きいろいゾウ』を紹介してきました。
ちなみに映画『きいろいゾウ』ですが、Amazonプライム会員はプライム・ビデオでレンタルですが鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)


