浴衣の合わせはどっちが前?は谷村新司さんがすべて教えてくれた

生活の知恵

『大切なことはすべて君が教えてくれた』(というテレビドラマの題名)みたいな記事タイトルになってしまいましたが……

先日ちょっとした旅行に出ていまして。その時泊まったのが旅館だったんですが、ある種旅館に泊まる旅の醍醐味といえば!な浴衣が用意されていたんですね。

で、滅多に浴衣を着ることがない私は迷ったわけです。

「浴衣の合わせ、どっちが前だっけ?」

その時にふと、浴衣の合わせの覚え方について、遠い昔に聞いたライフハック(?)を思い出し、こんなつぶやきをしました。

というわけで、今回は「浴衣の合わせはどっちが前?」は谷村新司さんを思い浮かべながら覚えよう!という記事になります。

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そもそもなんで谷村新司さん?

アリスというフォークグループでもリーダーを務める谷村新司さん。
彼個人の楽曲で言えば「昴」や「サライ」などが有名でしょう。

そんな谷村新司さんですが、「忘れていいの-愛の幕切れ-」という、1984年に発売された小川知子さんとのデュエット曲があります。

というわけで、まずはこちらの映像をご覧ください。

こちらは最近の映像になりますが、カラオケ配信などでは1984年当時の映像も確認できるかと思います。

とにかく、谷村新司さん、ガッツリ小川知子さんの胸元に手を突っ込んでいますね。

何なら、1984年当時は揉んですらいた。

その「胸揉みパフォーマンス」の誕生秘話について、小川知子さんが答えているインタビュー記事も面白いのでぜひ読んでみていただきたいのですが、

何はともあれ、浴衣の合わせを覚えるにあたって、この映像はとても大切になってくるので、よくよく覚えておいてください。

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浴衣の合わせどちらが前?問題

浴衣の前・襟合わせはどちらが前?

という問いの正解は、

「浴衣の襟は自分にとって右側から合わせる」

で、これを「右前」と言います。

先に合わせる=前ということなんですが、「右前」とだけ聞く・そのフレーズだけ覚えていると、

「自分から見て右側を、人から見えるように前に持ってくるということかな?」

と一瞬混乱してしまうこともあったりしませんか?
(私はそれで何度か間違えました)

で、ここで登場するのが、先に紹介した谷村新司さんです。

映像を観ていただくとわかりやすいのですが、谷村新司さんは右手を小川知子さんの胸元に忍び込ませていますよね?

そう、浴衣の前・襟合わせはどっちが前?ということのひとつの覚え方として、

「右利きの人が懐に手を差し入れやすい状態を作る」

というのがあるのです。

まさに「忘れていいの-愛の幕切れ-」の谷村新司さん状態であります。

浴衣の前・襟合わせ、どうして逆ではダメなのか

浴衣も着物の仲間なので、着物で使用される言葉・ルールが適用されるわけなのですが、

浴衣(着物)の前・襟合わせを本来とは逆の「左前」にしてしまうのはよくない、ということを耳にした覚えのある人も多いのではないでしょうか。

その理由は2つあります。

まずひとつ目は、日本では左側を先に合わせる「左前」は亡くなった方の衣装の着せ方だから、というもの。

そしてふたつ目は、襟の合わせ方は「右前」にするということが、「右衽着装法(うじんちゃくそうほう)」という文言で、

719年(養老3年)に元正天皇によって定められ、その決まりが今も守られているから。

ひとつ目はなんとなく聞いたことがあっても、ふたつ目は初めて聞いた!という方も多いかもしれませんね。

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浴衣の合わせ、どちらが前?の覚え方まとめ

というわけで、浴衣の前・襟合わせの覚え方について、谷村新司さんを交えて紹介してきました。

旅先の旅館で!
夏の花火大会で!

浴衣を着たい!!

そんな瞬間が訪れた時に、どうやって着るんだっけ?と迷った際には、けして逆にしてしまわないように、この覚え方を思い出してもらえたら幸いです。

それでは、今回はこのあたりで。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)