映画『暗殺教室』&『暗殺教室〜卒業編〜』 安心して観られた実写化作品

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原作のある作品、特にSF要素の強い作品の実写化に関してはついつい「どうなんだろう…」と少し身構えながら観てしまうところのある私なのですが、

今回はそうした中で安心して観終えることができた作品として映画『暗殺教室』&『暗殺教室〜卒業編〜』を紹介していきたいと思います。

映画『暗殺教室』&『暗殺教室〜卒業編〜』概要

映画『暗殺教室』&『暗殺教室〜卒業編〜』は、松井優征氏原作の『暗殺教室』という漫画を実写化した映画で、『暗殺教室』は2015年に、『暗殺教室〜卒業編〜』は2016年にそれぞれ公開されています。

第一作となる『暗殺教室』のあらすじは以下の通り。

有名進学校「椚ヶ丘中学校」の落ちこぼれクラス3年E組に、どう見ても人間ではないタコ型の謎の生物が、突然、担任教師として現れた。その生物は月の7割を破壊し、1年後の3月には、地球破壊をも予告しているという。
多くの暗殺者や軍隊が暗殺を試みたものの、逆に“お手入れ(=ピカピカに更生)”される始末。地球破滅へのタイムリミットが近づく中、謎の生物自ら、なぜか椚ヶ丘中学校3年E組の担任となることを政府に提案したのであった。

月を破壊した謎の超生物が、担任教師に!?

国家から謎の生物=通称・殺せんせー(ころせんせー)の暗殺任務を秘密裏に託されたE組の生徒たち。
なんと、成功報酬は100億円。潮田渚たちE組の生徒は戸惑いながらも、あの手この手で暗殺を試みていくことに……。

先生には“見捨てる”という選択肢はありません!

超速度で生徒たちの“暗殺”を回避していく殺せんせー。生徒の教育と心の“お手入れ”を忘れない面倒見の良い一面も。
周囲から見放され、他人を信じること、そして自信を持つことを忘れていた生徒たちだったが、予想外に“担任”として真っ直ぐに向き合ってくる殺せんせーの姿に、少しずつ“ヤル気”が芽生えてくる。
はたして、生徒たちは卒業までに目的を果たせるのか?
そして、意外に生徒想いな“殺せんせー”の真の目的とは⁇

引用元:映画 暗殺教室 – 映画・映像 | 東宝WEB SITE

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映画『暗殺教室』&『暗殺教室〜卒業編〜』のレビュー・感想

途中までは読んだ記憶がある(のでなんとなく原作の設定は把握している)という状態で鑑賞したので、

原作との細かな違い(カットされた部分があったのかや、映画オリジナルの要素はあったのか)についてはわからない、というのが正直なところではあります。

ですが、この作品を卒業編まで通して見終えた後に一番最初に抱いた感想は「よくまとまっているなぁ」だったことを覚えています。

原作アリの作品というのは、どうしてもその原作が長編であるほど(『暗殺教室』は単行本全21巻ですが)、

たとえば銀魂のように「○○編」のみをやるといったケースを除き(もちろんこの方法を取ってもうまくいかないこともありますが)、映画という限られた時間枠の中で展開する際に、

どこをどのように端折り、場合によってはオリジナル要素を加え…としていくと、やもするとツギハギが目立ってしまったり、多くのファンにとって思い入れのあるシーンがカットされていたり、

反対にオリジナル要素が不評を買ってしまうことがあったりと「良い作品」とは程遠い評価になってしまうリスクが高まるのではないか、と個人的に考えている部分があります。

(このブログでは過去にも似たようなことを書いていると思いますが)

その点に関して言えば、まず原作の連載終了を待って『卒業編』を制作したという点においても、

ちゃんと原作とそのファンを大事にしようとして作られた映画だったんじゃないかな、という安心感を持って見られる作品なのではないかと思います。

また2時間前後の作品×2で作られた本作には目立ってツギハギっぽいつなぎ方も見受けられなかった点も、私個人としては良かったと思えるポイントです。

そして、言わずもがなかもしれませんが、殺先生の配役も素晴らしかったな、と感じています。

一応、一作目の公開初日の舞台挨拶まで先生の配役は伏せられていたことを踏まえて
(できれば前情報なしで観てほしいという願いも込めて)
キャストの具体名はここでは明言しないでおきますが、

主役級の、しかもわりと2枚目の役をやることが多い印象を抱いていた俳優さんだっただけに、殺先生のようなやや3枚目的なキャラをやるのが新鮮でもあり、結構似合っているなとも思ったので、

もしかしたら探せば出てくるのかもしれないですが、こういう役をもっと見てみたいなと素直に思いました。

オススメがあればTwitterなどでコッソリ教えてもらえると嬉しいです。

という感じで、久しぶりに手放しで褒めた作品になったような気がしますが、もしかしたら原作を読み直してみたら、また感想が変わるのかもしれません。

時間を見つけていずれちゃんと読んでみたいと思っています。

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映画『暗殺教室』&『暗殺教室〜卒業編〜』まとめ

というわけで、『暗殺教室』&『暗殺教室〜卒業編〜』を紹介してきました。

ちなみに映画『暗殺教室』&『暗殺教室〜卒業編〜』ですが、字幕版・吹き替え版ともにAmazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。

よかったらぜひこの機会に観てみてください。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)