昨今すっかり読書から遠のいていたこともあって、今年のやりたいことリストの中に
「月に1冊以上本を読む」
という項目を設けているのですが、前月同様積読しているものはなかったかな、と探していた中で、
気になっていたのに読めていなかった1冊をまた見つけたので、2月の本として『本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。』を読んでみました。
と言うわけで今回はこちらの本のご紹介です。
書籍『本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。』概要
『本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。』は、現役医師(皮膚科専門医)である大塚篤司(おおつかあつし)氏が書いた、大和出版より発売されている本です。
本書のあらすじは以下の通り。
「どうして患者が傷つかなきゃいけないの?」「ニセ医療の真実が知りたい」「ガンやアレルギーの知識がほしい」等々。難しい医者との付き合い方から病との向き合い方まで、最前線の医師があなたのモヤモヤ、スッキリさせます!
引用元:本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。 | 大和出版
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書籍『本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。』のレビュー・感想
幼稚園の頃にはアトピー性皮膚炎、小学校〜中学校までは小児喘息と、私はどちらかというと身体は強くない方だったかもしれませんが、
母がその都度、”トンデモ医療”に走らず適切な医療と繋げてくれたおかげで後年皮膚の状態や喘息に悩むこともなく、そのことにとても感謝しています。
また高校の頃には不調から婦人科に一時期通っていましたが、その時は先生がよかったのか、あるいは母が診察室にも一緒に入ってくれたからか、
“ガチャ要素が強い”と比較的耳にすることの多い婦人科で嫌な思いをすることはありませんでした。
(適度に都会だったからかもしれませんが、中高生に婦人科を受診させることに偏見を持っていない家庭であったことにも感謝しています)
他方、大人になってから婦人科と並び”ガチャ要素の強さ”を耳にする機会の多いメンタル系の病院に関しては確かに一度不快な思いをした結果、
そこから数年、別の医院ですら門戸を叩くこと自体を躊躇した経験もあるので、
歳を取れば取るほど病院のお世話になる機会も増えるであろうことはわかりきっている中、もしもいい対処法があるなら頭に入れておきたいなという思いで手に取ったのが本書です。
上記の目的を考えると、おそらく”ガチャ要素”の一因となっているであろう医者の対応(態度)などについては、著者個人の仮説によるところもあります。
医者にはこういう傾向の人が多い、というところですね。
実験や調査を行うのが難しいところでもあるので仕方がないというのもあります。
もちろん、現役医師としてさまざまなお医者さんと接してきた中での推察なので、私たち一般人のそれよりも実態に沿っているのではないかと感じるので、
念頭においた上で、自分がお世話になる担当医との関係を築くようにする、という点では参考になるかと思います。
他方、そもそも標準医療とは何なのか。民間療法やトンデモ医療との違いは何なのか。インターネットや公開講座などで医療情報を得ようとする際の注意点など、
誤った情報にアクセスしてしまった結果手遅れとならないように必要な情報はかなり噛み砕いた表現でわかりやすく説明されているので、
納得のいく医者と自分に合った治療に出会うためのバイブルとして、持っておくことをオススメしたい一冊です。
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書籍『本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。』まとめ
というわけで、『本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。』を紹介してきました。
よかったらぜひこの機会に読んでみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)