今回久しぶりにリアルタイムに近い視聴ができたアニメがありましたので(Amazonプライム・ビデオでの視聴でしたが)、
今回はそのアニメ『平家物語』を紹介していきたいと思います。
アニメ『平家物語』概要
アニメ『平家物語』は、作家の古川日出男氏が現代語訳した『平家物語』をベースとして制作された2022年放送(2021年にFODで先行配信あり)された日本のアニメです。
物語の概要は以下の通り。
《祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす》
平安末期。平家一門は、権力・武力・財力あらゆる面で 栄華を極めようとしていた。 亡者が見える目を持つ男・平重盛は、 未来が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、 「お前たちはじき滅びる」と予言される。
貴族社会から武家社会へ―― 日本が歴史的転換を果たす、激動の15年が幕を開ける。
引用元:STORY | TVアニメ「平家物語」公式ホームページ
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アニメ『平家物語』のレビュー・感想
小説、漫画、アニメ、ドラマ、ゲーム。媒体はさまざまかもしれませんが、そうした最近創られた作品との出会いによって、歴史や過去の文化などに興味を持つキッカケを得たことのある人も、少なからずいるのではないでしょうか。
あるいは、古文が苦手すぎて森鴎外氏の『舞姫』に対して「なんでこれが現代文として教科書に登場するのか」と思わず怒りの声をあげてしまった私のような人にとっては、
古の文学などに触れるいいきっかけになった、助かった、作品との出会いを経験したことのある人もいるかもしれません。
ちなみに私にとって前者は池田理代子氏の『ベルサイユのばら』や『オルフェウスの窓』、山岸涼子氏の『日出処の天子』であり、
後者は大和和紀氏の『あさきゆめみし』でしょうか。大和和紀氏は『はいからさんが通る』や『N.Y.小町』なども好きですね。
そう考えると、確かに高校時代は日本史を選択してはいましたこのあたりの時代は藤原氏→源氏の方がフォーカスされていたかなという印象はあり(平清盛はさておき)
また「祇園精舎の鐘の声〜」から始まる『平家物語』も古典の授業では扱われた覚えはあるものの私自身が前述の状態だったので、
平家にフォーカスを当てて、彼らが映画を極めてから滅亡するまでの一連の流れを追っていくのは新鮮だったな、という印象を最初に感じました。
それは私があまり大河ドラマには触れずに育って来ているのもあるのかもしれませんが、
歴史の流れをなんとなく知っているからこそ安徳天皇と、物語の本筋には関係ないものの静御前を見ると心が痛みますし、
それとともに歴史の流れを知ってはいてもやはり人間ドラマはドキドキハラハラしながら観てしまいます。
物語の途中途中で出てくる琵琶語りの迫力もすごくて、楽しめる要素がたくさんある作品ですね。
アニメ作品ということもあって、史実上登場しない「びわ」のようなオリジナルキャラクターがいたり、もしかしたら時代考証の観点からだとツッコミどころもあるのかもしれませんが、
趣味の範囲にしろ、受験勉強のお供にしろ、この時代の平家という一族の栄枯盛衰の物語に興味を持つキッカケとして、オススメの作品かなと私は思います。
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アニメ『平家物語』まとめ
というわけで、『平家物語』を紹介してきました。
よかったらぜひこの機会に観てみてくださいね。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akarifujishiro)