ひとつの時代の終わりに寄せて

企画

今回も3000文字チャレンジという企画への参加記事となります。
というわけでまずはルールのおさらい↓

今回のテーマは「平成」。

すでに新しい元号を迎えてしまいましたが、平成のことを振り返りつつ、今回もいつも通りつらつらと書いていければ。

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終わってしまった平成に寄せて

『史記』の「内平外成(内平らかに外成る)」と
『書経』の「地平天成(地平らかに天成る)」

が出典といわれ、「国の内外、天地とも平和が達成される」という願いが込められた、「平成」という元号。

そんなひとつの時代が4月30日で終わり、5月1日からは令和という新しい時代が始まりましたね。

私自身は生まれが昭和なので自分の人生においては2度目の改元となるのですが、

昭和の終わりかけも終わりかけの年に生まれたこともあって、平成の世になった時は物心がつくかつかないかくらいの頃でして。

そう考えると自分の感覚としては、人生で初めて改元の時に立ち会った、というような心持ちです。

といっても、いつも新年を迎える時のように、ひとつの節目や区切りを感じながらも、でもやっぱり昨日からの地続きとしての今日みたいな、

特別なようでそうでもないような感覚で新しい元号の幕開けを迎えていたような気もします。

そういえば、明治も昭和も平成も、ここまでは漢文で書かれた書籍に基づいて元号は決められてきました。

そんな中、新しい元号である今回の「令和」は、日本最古の歌集である万葉集の以下の歌に基づいて決まったそうです。

「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」

「明日への希望とともに国民一人一人が大きく花開くように」といった願いが込められた元号なのだそう。

なんだか個人的にはちょっとだけ、SMAPの「世界に一つだけの花」を彷彿とさせるところがあるような気もしてきます。

「NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly One」

ということで、それぞれがオンリーワンの花を咲かせていければいいね、的な感じかな、と。

令和の次の改元の時に立ち会えるのか、自分がその時どのように過ごしているのかは皆目検討つきませんが、

今の時代が終わって次の時代に変わる頃に、あるいは自分の今際のきわの時に令和の時を振り返った際に、

この元号に込められた願いに見合った時代だったなぁと思えたらいいな、と感じる今日この頃です。

ちなみに、元号に「令」の字が使われるのは初めてのことであり、
ラ行で始まる元号は約680年前、日本の南北朝時代にあった「暦応(りゃくおう、れきおう)」以来、
レイで始まる元号は奈良時代の「霊亀(レイキ)」以来約1300年ぶり、とのことです。

その一方で「和」の字は元号では結構使われていて、「令和」を含めて20例目となるのですが、
元号の1文字目に「和」が使われたのは奈良時代の「和銅」ただ1回のみだったりもします。

「和」で始まる元号って、なかなか考えつきにくいのかな…。

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3000文字チャレンジver1.0終了に寄せて

さて、平成の終わりとともに、もうひとつ、終わりを迎えることが決まったものがあります。

それは、本記事を始め過去何度か参加させていただいた「3000文字チャレンジ」です。

企画自体は令和の新時代も次の主催者の方の元で続いていくことになっているのですが、

最初にこの企画を立ち上げたこぼりさんが主催の「3000文字チャレンジ」は、この平成最後の「平成」というお題の元に終了することが発表されました。

なので、ver1.0の終了、という書き方を勝手にさせていただいています。
新しい令和の時代からのこの企画は「3000文字チャレンジver2.0」ですかね。

私自身は今年の1月、某フォロワーさんがお題第7弾の「みかん」のお題発表ツイートをリツイートした上でご本人の企画記事を挙げているのを見かけた時からの参加でした。

そして、それ以降もすべてのお題に参加できていたわけではありません。

元々がかなりマイペースな人間なので、書ける時に挙げられる時にだけ、無理せず!という企画の趣旨に即した形でこれまで参加してきました。

3000文字チャレンジは、たとえば「みかん」というお題であれば、「みかん」だけで3000文字を書ききることが難しかった持久力のない私にとって、

連想ゲームのように「みかん」からいろんなキーワードを思い浮かべてそれぞれについて書く、

ショートショートの集合体=ひとつの3000文字チャレンジ記事

という、自分にとって書きやすいスタイルを発見し、活かして伸ばしていくことができた大切な場所でした。

ブログを運営していく中で、ゼロ収益でもいいとは言い切れないけれど、それだけを追いかけると疲れてしまうだろうと感じていた中で、

週1回の息抜きの場所として楽しめる企画でもありました。

それからもちろん、この企画に参加することで、主催のこぼりさんを始め、たくさんの方、たくさんのブログとの出会いにも恵まれてきました。

新しい主催の方が、令和ひとつ目のお題「石」と、企画の今後についてお知らせしてくださっておりますが、

今後もしこれまでとは多少形が変わったとしても、私自身はこれまでと変わらず、参加できる時にマイペースに記事を作成しようかなと思う次第です。

こぼりさんお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。

令和元年に寄せる思い

私の場合、新年の抱負、というのは、毎年、「年度」ではなく西暦換算の(?)「年」の切り替えの際になんとなく考えるようにしています。

それは、自分がこれまで、学生という身分を卒業してから日本の「年度」という区切り方に準拠した会社などに勤めたことがなかったために、

世の中一般の年度に合わせて目標を作るという機会もなかったからというのもありますし、

そうすると、1〜12月の区切りで1年を考えるほうがしっくり来るから、というのもあります。

とはいえ、今回はほぼ人生初といっても過言ではない改元の時に立ち会えたので、

あと残り7ヶ月ほどとなった2019年を令和元年と捉えて、このブログに関してひとつだけ目標を立ててみたいと思います。

それは、なによりも大事だと思っていることなのですが、

「このブログを続けること」

今まで無料ブログや、ドメインを有料で取ってみてからも何度かブログを立ち上げては消してしまったのですが、

このブログだけは、令和の時代にも続けていきたいな、と。

どうしても書きたくないこと、というよりは書きたいと積極的に思えないことは書けない性分なので、

ゴリゴリにマネタイズを意識した記事、というのはおそらくそんなには、というかほぼほぼ書いていけないだろうとも思います。

なので、今後もきっとかなり雑記寄りのブログ運営を続けていくことになるでしょう。

それでも、まずは、
「もうこのブログ、更新できてないし消してもいいんじゃない?」
という状態にしないこと。

更新が途絶えるとすぐ消したくなっちゃうのでね…。

ということで、このブログを令和の時代に存続させることを心がける。

ということを第一目標に続けていきたいと考えています。

そういう意味では、息抜きに最適な記事として、3000文字チャレンジに今後とも参加させていただければ、とも思いますし、

それ以外でも何かしら、自分のスタイルにあった無理のない記事をこれからも作り続けていければとも思います。

このブログに関しては、他にも令和元年の夏に迎える自分の誕生日までには通算100記事を超える、という目標を密かに掲げていたりもしますが、

(というかそもそも平成のうちに通算50記事を超えたかった)

そのあたりの目標に関しては「無理せずマイペースに」という姿勢、を今後も大事にしつつ、達成できればよし、という感じでいければと思います。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)