チョコレートーーというよりはもはやバレンタインと王子様との思い出

企画

チョコレートとは、カカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスを主な原料として、砂糖やココアバター、粉乳などを混ぜて練り固めた食品のことを指します。

チョコと略されたりショコラなんていわれることもありますね。

チョコレート、個人的には何となく冬によく食べるもののひとつ、という印象があります。

夏だと溶けやすくて鞄の中に入れてちょっとしたおやつに、としにくいせいもあるかもしれませんし、

コンビニの店頭に並ぶMeltykiss(メルティーキッス)で冬の訪れを感じるタイプの人間だからというのもあるかもしれません。

そういえば、1年の中で一番チョコが意識され購入されるであろうイベント・バレンタインデーも2月と冬の時期ですものね。

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バレンタインと王子様

小学生の頃はあげたいと思う相手がいなかったし、中高が女子校かつ学外に出て積極的に出会いを求めることもなくオタクライフを満喫していた私にとっては、

バレンタインとは長らく友だち同士でチョコを交換するイベントだったな……と考えたところで、ふと思い出しました。

そういえば友だちと一度だけ、異性にむけてバレンタインにチョコをあげたことがありました。

まぁその異性というのは二次元の---そう、『テニスの王子様』のキャラクターだったわけなんですが。

テニプリバレンタインの思い出

2001年から始まったテニプリバレンタイン。

簡単にいうと大好きなキャラクター宛に年に一度、チョコを送ることができる企画だったわけです。

ただ、年々編集部宛に届くこのテニプリバレンタインのプレゼントの物量が増えていった中で、

あまりの物量に編集社から怒られてNGが出る、許斐先生が自前で倉庫を借りる、ついには投票券での投票形式になる、など紆余曲折があった結果、2019年は「バレンタイン企画中止」の正式アナウンスがあったほど。

裏を返せばそれだけ、テニスの王子様の界隈にいる人、テニプリを知っている人かにとってはひとつのお祭りともいえるイベントだったんじゃないでしょうか。

そんなある種一大イベントといえるお祭りですから、1回くらい参加しておきたくない?と思い立って友だちと編集部宛にチョコを送ったのが何年のことだったかはパッと思い出せないんですが、

その友だちと買い出しに行った日が、電車も止まるんじゃないかというほど関東で雪が降った日だったことはよく覚えています。

母にも「何で今日出かけるの、中止にしないの?」と呆れられた記憶があるのですが、一緒に行ける日がその日しかなかったんだからしょうがない。

ところで、テニプリバレンタインといえば個人的に忘れられないのが、2014年開催時、2月4日に不二周助(ふじしゅうすけ)くんというキャラクターに対して「不二家のLOOKが8,000個送られた」というある種の事件が発生したことでしょうか。

この数は前年1位だった跡部景吾(あとべけいご)様の7,747個を凌駕する数字であり、テニスの王子様のファン界隈に激震が走ったことをよく覚えています。

そして、壮絶な戦いの末に結局跡部様が首位を守る結果となりましたが、2014年の全キャラクター宛のチョコの総数が18万個とえげつない数字になったので、

翌年の2015年開催時には「チョコなど大量の食品の管理対応、物流の負担の増加などを鑑みた結果、人気投票という形になった」とジャンプSQ編集部からの通達が出る形となったのもまた良き思い出です。

バレンタイン・キッスと王子様

もちろんテニスの王子様以前から、作中の登場人物がそのキャラクターとして歌う、キャラクターソング(通称キャラソン)の文化はあったのだろうとは思うんですが、

アイドルなどのいかにもキャラソンがあっても良さそうな作品だけでなく、スポーツ漫画にバトル漫画に……とさまざまな作品でキャラソンが出るのがある種定着しつつあるのは、テニスの王子様の功績が大きいのではないかと勝手に思っている私です。

※個人の感想です。

そんなテニスの王子様のキャラソンの中で、2004年からバレンタインの時期にリリースされているのが、キャラによる国生さゆりさんの「バレンタイン・キッス」のカバー。

毎年「今年は誰が出すんだろう」と、私自身はかつてよりこの作品を追ってはいないものの、なんとなくニュースを気にして楽しみにしている、恒例行事のひとつだったりします。

ちなみに、歴代のリリース状況はこんな感じです(敬称略)

【2004年】
跡部景吾 with 氷帝学園中
【2005年】
忍足侑士 with 氷帝学園中
【2006年】
跡部景吾 with 氷帝学園中(バックコーラス変更)
忍足侑士 with 氷帝学園中(バックコーラス変更)
宍戸亮 with 氷帝学園中
【2007年】
真田弦一郎 with 立海大附属中
大石秀一郎(アルバム「月の軌道」内ボーナストラックとして)
【2008年】
甲斐裕次郎 with 比嘉中
【2009年】
白石蔵ノ介 with 四天宝寺中
【2010年】
日吉若 with 氷帝学園中
仁王雅治 with 立海大付属中
【2011年】
鳳長太郎 with 氷帝学園中
福士ミチル with 銀華中
【2012年】
木手永四郎 with 比嘉中
【2013年】
佐伯虎次郎 with 六角中
【2014年】
菊丸英二 with チョコレーツ(アルバム「バレンタイン・キッス ハッピー・バレキス・ザ・ベスト」内)
向日岳人 with 氷帝学園中
【2015年】
手塚国光 with 青春学園中
【2016年】
幸村精市 with 立海大付属中
【2017年】
越知月光 with U-17(アンダーセブンティーン)
【2018年】
千石清純 with 山吹中
【2019年】
不二周助 with 不二姉弟
【2020年】
丸井ブン太 with 立海大附属中
【2021年】
忍足謙也 with 四天宝寺中

10年間テニプリバレンタインを首位を守り続けた跡部様率いる氷帝学園中のメンツのリリースが目立ち、次いで「テニスの王子様」時代に全国大会決勝戦で激突した立海大付属中、という状況。主人公校・青春学園中は意外と少ないです。

また、声を女性の声優さんがあてているキャラクターのバレキスリリースが2016年にやっと解禁、という感じなので、主人公・越前リョーマの満を持しての登場が待たれるという状態でもあります。

15周年や20周年の節目にもしかしたらやってくれるのかもしれません。知らんけど。

ただ、個人的にはそれ以上に登場を待っているキャラクターがいまして……。

今現在ジャンプSQで連載している「新テニスの王子様」からは離れてしまっているのですが、

1999年から2008年まで週刊少年ジャンプで連載されていた「テニスの王子様」の方は、中学に上がった後の2001〜2002年頃からずっと追っていたんですね。

で、私が人生で初めてキャラソンというものを買ったのもテニスの王子様。

その時同時に2人のキャラソンを買ったのですが、まず1人目が千石清純(せんごくきよすみ)くん。山吹中所属で、2018年にやっと彼のバレキスがリリースされるまで、ゆうに14年は待ったわけです。

あまりに待ちすぎてリリースが決まった時は語彙力を喪失した喜びの声を発したのち、千石くんの声を担当している鳥海浩輔(とりうみこうすけ)さんのファンであるその友だちに購入後すぐに「聴いて!聴いて!」とまた大興奮した連絡を入れたことは記憶に新しいです。

ちなみに千石くんに関しては、一度だけ参加したテニプリバレンタインのチョコ送付相手でもあります。

で、もう1人、人生初のキャラソン購入をしたのが、芥川慈郎(あくたがわじろう)くん。氷帝学園中に所属している子です。

ーーーそう、氷帝学園中のレギュラー選手陣がもうすでにほぼほぼリリースを終えている最中において(レギュラー選手陣の中で彼だけというわけではないんですが)彼のリリースはまだなのです。

なんでええええーーーーー!?なんでなのおおおおおおーーーーー!!??

とはいえ、千石くんリリースまで14年は待ちましたので、芥川くんのリリースまであと何年か買ったとしても待とうと思います。ええ、待てますとも(泣いてないよ)

来年は誰のバレキスが聴けるかなぁ……(遠い目)

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終わりに

というわけで、ここまでチョコレートをテーマに……というよりほぼほぼバレンタインとテニスの王子様の話しかしてないんですが、

本記事は3000文字チャレンジ(@challenge_3000)という企画の参加記事となります。

というわけで、お題と企画のルールについてはこちらから↓

バレンタインに関しては、友チョコ文化圏を脱した大学生以降の甘酸っぱい(?)思い出などもあったような気がするんですが、

オタクとしての、さまざまなオタクとしての楽しみ方の扉を開いた「テニスの王子様」はそれだけ私の中では影響が大きすぎ、

もうそれだけで3000文字を超えるだけの書くことがわんさか(これでも削った方)あるので、

そういうお話はいつか別の機会があったら書こうかなと思います。

なお、最後にもうちょっと真面目な、毎年自分へのカタログとして書いているバレンタイン用紹介記事のリンクを置いておくので、よかったら遊びに来てくださいね♪

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この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)