今回も3000文字チャレンジという企画への参加記事となります。
というわけで、お題と企画のルールについてはこちらから↓
・このテーマで3000文字以上
『野菜』にまつわる話であれば、どんな文章でもOK!・画像、動画及び文字装飾禁止!
無機質な活字のみ。無機質に命を吹き込もう!・否定&批判コメント禁止!
物好きたちが好きで勝手にやってることです。そっとしておいて下さい。もちろんお褒めのコメントは大歓迎。— 3000文字チャレンジ公式アカウント (@challenge_3000) May 23, 2019
今回のテーマは「野菜」。
それでは、記事本文は以下からどうぞ。
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今回のお題「野菜」と聞いて、何を書こうかずいぶんと思い悩んでいる間に気づけば次のお題がスタートしてしまう期限ギリギリのお時間となってしまいました。
このまま今週はパスしてしまおうか?とも思ったのですが、
「諦めないで〜〜!」
と私の中のイマジナリー真矢みきさんが励ましてくれ、
「負けないこと♪投げ出さないこと♪逃げ出さないこと♪信じ抜くこと♪ダメになりそうなとき♪それが一番大事♪」
と私の脳内の大事MANブラザーズさんが歌い続けてくれていたので、タイムリミットが来るその時まで、なんとか粘ろうと思い、今これを書いている次第であります。
しかし、野菜である。
私の中で野菜といえば、カゴメの「野菜一日これ一本」か「野菜生活」、はたまた俵万智さんの『サラダ記念日』である。
サラダ記念日か……この味がいいねといってくれたから記念日ができたあの歌か……
そう思うと、サラダ記念日以外にも、野菜にまつわる記念日が他にあっても良いのでは?
ふとそんな考えが脳裏をよぎりました。
というわけで、今回は野菜とそれに関連するものの記念日3選をお届けしたいと思います。
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7月6日:サラダ記念日
俵万智さんの、以下の有名な短歌は耳に目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。
『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』
日常の何気ないワンシーンを大切にする姿が現れた、ステキな歌ですよね。
俵万智さんは1985年に第31回角川短歌賞次席作品「野球ゲーム」から、現代短歌の期待の星とも言われていた方で、
月刊カドカワで連載されていた「とれたての短歌です。」もとても注目されていました。
そんな方が初めて出版したのが、上記の「サラダ記念日」を表題作とし、第32回角川短歌賞を受賞した「八月の朝」を含む全434首を収録した短歌集だったのですが……
こうして角川短歌賞を受賞し、月刊カドカワでの連載で注目を浴びたにもかかわらず、俵万智さんの初めての短歌集『サラダ記念日』は、角川書店ではなく河出書房から出版されています。
というのも、角川書店の社長である角川春樹氏自身が俳人だったのですが、歌集や句集といった短詩型の文学の書籍は売れないものだと考えていて、俵万智さんの歌集を自社で出版することに反対していたから、とのこと。
結果として『サラダ記念日』がミリオンセラーとなったことを考えると、ずいぶんと惜しいことをしたものです。
ちなみにサラダとは野菜などの具材に対して塩や酢、油や香辛料といった調味料をふりかけた料理の総称であります。
日本では江戸時代まで、瓜やスイカなどは果物として食べられており、またネギは薬味として用いられていた以外では、野菜を生のまま食べる習慣がありませんでした。
この頃は野菜を食べる機会は漬物やおひたし、煮物に汁物が主流だったわけです。
その後明治時代になって欧米の諸国との外交が始まったことを機に、主に外国人向けにサラダが提供されるようになりましたが、
この頃もまだトマトや大根類、カリフラワーやアスパラガスなどを一度茹でたものが主流で、
一般家庭の食卓に生のままの野菜が並ぶことが浸透したのは、衛生面などの安全対策が普及した戦後、1970年代くらいとかなり最近のこととなります。
なお、「サラダ油」はサラダのドレッシングに適した油のことを指す言葉で、
またこうしたサラダ油を使った塩味のお煎餅やスナック菓子などが「サラダ味」ということもあります。
そういえば、サラダって何種類くらいの野菜が混ざっていたら「サラダ」と呼べるんでしょうね?
さすがにちぎられたレタスだけでお皿の上に盛られている状態をサラダとは言わないような気がするのですが……
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8月31日:野菜の日
1983年に全国青果物商業協同組合連合会をはじめとした9団体が、
「もっと野菜のことを知ってほしい」
「もっと野菜を食べてほしい」
という思いを、
「8(や)」「3(さ)」「1(い)」
の語呂合わせに乗せて制定した記念日です。わかりやすいですね。
そういえば、お子さんに嫌われやすい野菜といえば、苦味や青臭さといった独特の香りを持つピーマンやネギ、なすといったものが代表的かと思いますが、
比較的好まれやすいと思われるトマトが苦手だという人が私の周りには一定数いたことをふと思い出しました。
そういう人は大抵プチトマトの方が苦手で、いわく
「噛み潰した時の食感がね……」
とのことでした。
なので、加工調理された、たとえばミートソースのようなものになってくると全然平気だけど、
サラダに添えられたトマトが出てくるとよけてしまう、といった傾向がありましたね。
ちなみに私自身はセロリとなす(焼いたもの)以外はわりと平気です。
苦手なものが少なくてよかったな、とも思います。
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8月24日:ドレッシングの日?
カレンダー上で8月31日の真上に24日が位置することから、「野菜にかける」という意味で8月24日はドレッシングの日、と、一般社団法人日本記念日協会に登録認定されたらしい。
そういえば、毎月22日はカレンダー上、真上に15日(1と5でイチゴ)が来ることから「(イチゴの乗った)ショートケーキの日」ということで、
大手コンビニチェーンのローソンでは自社ブランドのひとつでもある「ウチカフェ」の商品「プレミアムロールケーキ」にイチゴを乗せたバージョンを、
価格は平常時のままで毎月22日限定で売っていたりもしますね。
どちらが先かはわかりませんが、似たような流れを感じます。
ところで私自身はドレッシングの類は、今ではだいぶ慣れましたが元々は全般的に苦手でして。
というより、ケチャップやマヨネーズ、辛子にワサビなどの主要な調味料にも結構苦手なものが多いため、
野菜自体はほとんど食べられるのに外食時に困るという経験をしてきました。
今でも覚えているのは、1番最初にこれを良し!としたドレッシングが、株式会社ピエトロによって販売されている「ピエトロドレッシング」だったこと。
今でもめちゃくちゃ苦手なのがサウザンアイランドドレッシングですね。
たぶんベースがマヨネーズなおかげです。
とはいえ、同じくマヨベースのタルタルソースはだいぶ克服したので、もしかしたら何か違う理由も潜んでいるのかもしれません。
ちなみに、私の実家のポテトサラダは、私の舌に合わせる形で、通常のご家庭では入れない、もしくは入れてもだいぶ少量な牛乳をたっぷりと含んでいたため、だいぶマイルドな味わいに仕上がっていたことをよく覚えています。
なお、余談ですが8月24日をドレッシングの日としたのには、野菜の日である8月31日を分解して「8×3×1=24」(野菜にかける)という意味合いもあるそうで、なかなかうまくできています。
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野菜とそれにまつわる記念日まとめ
というわけで、サラダ、そしてサラダを構成する要素である野菜とドレッシングにまつわる記念日をピックアップしてここまでお届けしてきました。
そういえば、キユーピーさんによると、ドレッシングの日である8月24日から野菜の日である8月31日までの一週間を「サラダウィーク」とするむきもあるようです。
あ、キユーピーさんの正式名称は「キューピー」じゃなくて「キユーピー」。
「ユ」は大文字ですからね。小文字で認識していた方はぜひこの機会に覚えてくださいね。
まだ5月だというのにすでに猛暑日にもなるような暑い日が続いておりますが、これからの季節に旬だと言われているキュウリやナス、トマトにピーマンにオクラ、トウモロコシやニラやカボチャ、ズッキーニといった夏野菜には、
カロテン、ビタミンC、ビタミンEといった夏バテ予防に効果的な栄養素がたくさん含まれています。
私のようにドレッシングがあまり得意でない人も、ぜひ自分にあった野菜の採り方を見つけて、夏本番に向けて野菜を摂取しながら体調を整えていきましょう。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)