今回も3000文字チャレンジという企画への参加記事となります。
というわけでまずはルールのおさらい↓
・このテーマで3000文字以上
『焼肉』の話であれば、どんな文章でもOK!・画像、動画及び文字装飾禁止!
無機質な活字のみ。無機質に命を吹き込もう!・否定&批判コメント禁止!
物好きたちが好きで勝手にやってることです。そっとしておいて下さい。もちろんお褒めのコメントは大歓迎。— 3000文字チャレンジ公式アカウント (@challenge_3000) April 11, 2019
今回のテーマは「焼肉」。
早速今回も書き進めていきたいと思います。
[sponsered link]
しっかり焼く派の家族とレア派の私
好きな焼肉の部位は?と聞かれたら、タンとホルモンと答えるタイプが現在の私です。
そんな私ですが、実は幼少期はあまり焼肉というものが好きではありませんでした。
実家では一時期、夏場を除けばほぼ毎週末のように食べていたんですけどね。
その理由はなんだろうと今になってふと考えてみたんですが……
私は家族の中で唯一の目玉焼きもゆで卵も半熟派!の人間なんですね。
それに対して、父も母も妹も、みんな堅焼き派。
思い返せばそういえばお肉に関しても、結構しっかり焼かれていたような気がしてきます。
もちろん豚肉やホルモンなど、しっかり焼いた方がいいと言われている部位・お肉については、そのススメに準拠するようにしています。
しかしながら、それ以外のお肉に関して、自分の好みと家庭で出てくる焼肉との間の齟齬になかなか気づけず主張もできなかったことが、昔はあまり焼肉がすきじゃなかったことの原因だったのかもしれない。
今ではそんな風にも思うのです。
ちなみに我が家の焼肉といえばホットプレートで行なわれていたのですが、焼肉屋さんのように網で焼いた方が、自分の好みの焼き加減に調整しやすいような気もしています。
[sponsered link]
焼いてもらえるなら焼かない同期と焼肉屋さん初心者の私
我が家の焼肉は基本的にホットプレートだった、と先ほど書きましたが、
あまり実家では外食をしてこなかった私が網でお肉を焼ける場所、焼肉屋さんデビューしたのは大学生になってサークルに所属してから、と、おそらく他の人と比べれば遅咲きの部類でありました。
そんな私にとっては、なんとなく「網でお肉を焼く」という行為は個人的にはちょっとハードルが高く感じます。
今もけして頻繁に焼肉屋さんを訪れるわけではないので場数を踏めていないのですが、特に焼肉屋さんデビューしたての大学生当時は今より輪をかけてそう感じていましたね。
どうやって焦げ付かせないか。
どうしたら火柱が立たないか。
肉を置く順番。
どの程度の焼き加減にするか。
野菜をどこで入れるか。
エトセトラ、エトセトラ。
気にしすぎな面もあったかもしれませんが、特に最初の頃は他の人が焼く姿をじっと見つめることしかできなかった自分がいました。
これがたとえば友人同士で個人的に焼肉屋さんに行く分には、自分の分は自分で好きなように焼いて食べて!となったりもするんですけどね。
サークルみんなで行く時や、社会に出てからは飲み会などで焼肉屋さんがセレクトされると、今でも少しだけ戸惑いの気持ちが胸をよぎります。
お好み焼き屋さんなどで、お店の人に全部お任せ!スタイルの焼肉屋さんが(手の届きやすい価格帯で)あったら、ぜひ紹介していただきたいくらいです。
ところで、私が所属していたサークルというのがかなり小規模なもので、私には同期が1人しかいませんでした。
で、その同期というのが、可愛がられやすいタイプでして。
4年制大学のサークルといえば1年生のうちはわりとお客様扱いというか先輩方に優しくしてもらえ、
3年生ともなれば執行部となり、4年生ともなれば半分OB・OG的なポジションになってくるところがある(と個人的には思っている)ので、
みんなで焼肉!みたいな席になると必然2年生がひたすら焼いていくポジションになっていくことが多かったんですが、
彼はそれもひとつのキャラとして許された部分もあって、3年の先輩に基本的に焼いてもらい。
私は私でうまく立ち回れないのでやっぱり先輩方に焼いてもらう、という構図が出来上がっていました(^◇^;)
で、そんな彼と、やがて2人で焼肉屋さんに行く機会が訪れまして。
「果たしてこれは各々で焼くことになるのか」
「焼いてほしいと頼まれたりするのだろうか」
「自分の分はいいけど、彼の分までいけるかな…」
そんな風に謎にちょっとドキドキしながらお店に向かった記憶があります(笑)
ちなみに、結果としてはむしろお肉は焼いてもらいました(笑)
自分がしっかりせねば!
という時には、それが焼肉屋さんで肉を焼くという些細にも見える行為でも、自分が主導で動くのだなぁ。
感心というほどではないにしろそんな考えが脳裏をよぎったのと同時に、
というか自分がどんだけ頼りなかったんだ!
と反省する場面でもありました。
[sponsered link]
ユッケの規制と愛好家の私
卵は半熟派、魚介類はは刺身派(牡蠣除く)、お肉の焼き方はレア目が好きな私ですが、
焼肉屋さんデビューが遅かった中で、もう一つとても好きなメニューがありました。
そう、ユッケですね。
牛の赤身の生肉を細く切って、醤油がごま油といった調味料で和えたものに、生卵をそっと添えたユッケ。至高ですね。
そんなユッケですが、2011年に相次いで発生した食中毒事件によって、一時全国の店舗から一斉に姿を消しました。
現在は、同年10月に施行された厚生労働省による新基準を満たした上で提供することが可能になっていますが、
新しい基準によって飲食店は、処理業者が加熱処理した後の肉を仕入れ、表面を削り取って内側の生の部分を使うという「トリミング」を行なった肉を提供することが義務付けられました。
新基準施行前もトリミングは求められていましたが、罰則規定がなかったこと、新基準の方がトリミング方法がより厳格になり、
仕入れた肉の中で生食として使える部分がそれまでより減ったことから、それまで通りの価格では提供できなくなったり、
そもそも新基準の発表から適用までの期間が短かったため、処理業者側の対応が追いつかないなど、新基準が出てすぐの頃は様々な影響が出たりもしました。
今でもたまに焼肉屋さんや居酒屋さんに行っては、メニューにあればユッケを頼んでいるのですが、
一時はもう食べられなくなるのかな?と思っていた好物の復活にはそんな裏側があったんだなぁ、と今回改めて感じました。
なお、この新しい基準はユッケの他、牛刺しや牛たたき、タルタルステーキなどにも適用されています。
[sponsered link]
四字熟語と私
○肉○食
国語のテストの穴埋め問題などで、
「○肉○食:○にそれぞれ適切な漢字を入れて四字熟語を完成させなさい」
といった問題が出題されることがあります。
本来は「弱」と「強」を入れて「弱肉強食」という四字熟語を完成させるのが正解となるわけですが、
「焼」と「定」を入れて「焼肉定食」にするというパロディはとても有名ですよね。
ちなみにこの「焼肉定食」、そんな風に回答した学生がいたらしい、という都市伝説のような噂話として扱われることが多いのですが、
評論家の大隈秀夫さんが出版の専門学校にて「弱肉強食」が正解になるような問題を出した際に、実際に「焼肉定食」と回答した学生がいたとのことです。
実話だったのか……。
ちなみに、焼肉定食は現状は正式な四字熟語ではなく俗語として扱われているようです。
人金肉食
(おそらく)ツイッター発のひとつの流行語に、「人の金で焼肉が食べたい」というものがあります。
要するに、他人のおごりで焼肉食べたい!という欲望をストレートに表したこの言葉であります。
で、この直球すぎる言葉をさらに省略して漢字4文字で表すと「人金肉食」となるわけですが、
「人金肉食」の形をとる場合、
他人のおごりで焼肉食べてくる!(食べてきた!)という意図で用いることも可能になってきます。
前後の文脈を調整の上、用途に合わせて適宜使い分けると良いでしょう。
人金肉食!!
ちなみに「人金肉食」も「焼肉定食」同様、正式な四字熟語ではありません。悪しからずご了承ください。
焼肉と私、まとめ
というわけで、焼肉にまつわる4つのエピソードと私、という形で今回は3000文字チャレンジに参加させていただきました。
平成終了まであと2回!どんなことを書こうか、発表されているお題を見ながら、ふとした空き時間などに考えを巡らせるのが最近の日課です。
どんな記事が出来上がるか未知数ですが、参加できた際にはまた読みに来ていただけると嬉しいです。