刑事ドラマといえば、これまでいろんな作品が世に出てきました。
その中でもバディを組むとなるとエリートと叩き上げ、といった対比的な構造になることは多いと思います。
ただ、そんな数あるドラマの中でも、指揮官が引きこもりの警視で、現場捜査員に”リモート”で指示を出す、という形のドラマはなかなかないんじゃないでしょうか?
というわけで、今回は『リモート』という、堂本光一さん、深田恭子さんが出演されていたドラマを紹介したいと思います。
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ドラマ『リモート』概要
『リモート』基本情報
『リモート』は2002年に日本テレビ系列で放送された日本のテレビドラマ。『週刊ヤングマガジン』で連載された、同名タイトルの漫画(原作:天樹征丸・作画:こばやしてつや)を実写化した作品でもあります。
本作は氷室光三郎(ひむろこうざぶろう)警視の自宅地下に設けられた、警視庁捜査一課所属の「A級未決事件捜査特別室」通称「A別館」から、氷室警視が携帯電話を通じて部下の彩木くるみ(あやきくるみ)を手足のように使い、事件を解決していくという少し変わった刑事ドラマです。
なお、氷室光三郎刑事は堂本光一さんが、部下の彩木くるみは深田恭子さんがそれぞれ演じており、ドラマの主題歌にはKinKi Kidsの「solitude 〜真実のサヨナラ〜」が起用されています。
「solitude 〜真実のサヨナラ〜」は数あるKinKi Kidsの曲の中でも私にとっては特にお気に入りなので、今でもよく聴きますね。
『リモート』あらすじ
寿退社を間近に控えた交通課の婦人警官である彩木くるみ(深田恭子)は、ある日突然、「A級未決事件捜査特別室」に異動を命じられます。
通称「A別館」と呼ばれるこの特別室の室長・氷室光三郎は、天才的な頭脳を有しながらも、結果として恋人を失ってしまうことになったとある事件をきっかけに自宅の地下に引きこもってしまっていました。
「A級未決事件捜査特別室」はそんな彼の頭脳を惜しんだ警視庁が彼のために作った部署だったのです。
そして、表に出ることができない氷室はくるみに渡した携帯電話を通じて指示を出すことで、二人三脚でさまざまな事件を解決していくことになります。
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『リモート』のレビュー・感想
このドラマのことを思い出すとき、まず真っ先に脳裏をよぎるのは、
「外に出ることを嫌がっているということは、氷室警視は定期的に美容師さんを地下室に呼んでるってこと?」
と毎週母とツッコミを入れながら視聴していたという光景です。というのも、ドラマ放送当時の堂本光一さん、それは綺麗な茶髪だったんですよね。
……という余談はさておき、本ドラマについてですが、主演が堂本光一さんと深田恭子さん、というのもさることながら、脇役も結構豪華だったんですよね。
特に私が好きだったのが、くるみの婚約者・上島伸吾(うえしましんご)役の玉木宏さん。
『ラブシャッフル』というドラマについての記事でも書いたのですが、
個人的に玉木宏さんがやや三枚目よりの役を演じている姿がとても好きなんですよね。
今回も、くるみとせっかくいい感じになりそうなところに氷室からの指示という名の邪魔が入ってしまい「そげな〜」というお決まりのフレーズを口にする羽目になり、
最終回ではやっとめでたくゴールイン!と思ったら式の途中でくるみが捜査に向かってしまったりとおいしくないポジションではあるのですが、
その伸吾とくるみとのコミカルなやり取りが毎週とても楽しみだったことを覚えています。
そして、ドラマ終盤に向け、一部真相が闇の中にあった、氷室が引きこもるきっかけとなった事件の解明と、その犯人である”スネイル”との攻防がシリアスであるのに対して、いい具合にバランスが取れていたように思います。
あと、伸吾にとっては気の毒な所もありますが、ドラマが進んでいくごとに、最初は泣き言を口にしながらも現場で捜査にあたるくるみと、指揮官である氷室との間に築かれていく信頼関係、
そして、”スネイル”との対峙の際に危機に陥ったくるみを助けに最後は氷室が「A別館」を出て駆けつけるシーンであったりと、
氷室とくるみの絆が深まっていく姿、というのも本作の楽しみのひとつなのではないでしょうか。
とまぁ、ここまで書いたのですが、深キョンは可愛いし光一さんはカッコいいしで、ほっこりした気分になりたい、ふふっと笑えるような作品が観たい、といった気分の時にオススメのドラマであることは間違いありません。
ドラマ『リモート』まとめ
というわけで、ドラマ『リモート』を紹介してきました。
よかったらぜひこの機会に、レンタルなどでもいいので観てみてくださいね。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)