今回も3000文字チャレンジという企画への参加記事となります。
というわけで、お題と企画のルールについてはこちらから↓
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「ルールが綺麗にまとめられてる!」
「すごいでしょ?」
「え?主催者が作ったの?」
「そんなわけ無いじゃない。ねこまにあさん、素敵な人よ」
「やっぱり。あいつがこんな事やるわけないか」
「もう、助けられっぱなし」#3000文字チャレンジ は皆様のおかげで成り立っております。 pic.twitter.com/p6QzrnGSgx
— 3000文字チャレンジ公式アカウント (@challenge_3000) April 11, 2019
今回のテーマは『辛いもの』
この文字だけを見て、あなたはなんと読むでしょうか?
というわけで、早速スタートです!
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突然ですが、この記事を読んでくださっている皆さんは「からいもの」好きですか?得意ですか?
私自身はわさびダメ、からしダメ、マスタードダメ、という状態で育ち、市販のカレールーもかなり長い間、それこそ社会人になるくらいまでは甘口のまま育った私個人はそんなに「からいもの」に強いわけではありません。
まぁ、わさびにしろ、からしにしろ、マスタードにしろ、そもそもあまり調味料の類が好きではないので、その延長と考えても差し支えはない、のかな?
(ドレッシングもケチャップもマヨネーズもあまり好みません。サラダとかどうやって食べるの?とよく聞かれますが野菜は生でも全然食べられます)
それでも唐辛子・スパイス系の辛さって何らかの中毒性があるのか、不思議と不定期的にではありますが、食べたいなぁと感じることがあります。
そして手にしたりお店に足を運んだりして口にしたものはたまに自分の許容範囲を超えた辛さを発揮して悶絶することになるのですが、
喉元過ぎれば熱さを忘れる、ではないですが、下手の横好き(?)なりに、突然訪れる辛味欲のまま、それを満たしてくれる食材を求めて、不定期にまた新たな挑戦を繰り広げています。
そんな私が今回「辛いもの」というテーマに基づいてお送りするのは、「からいもの」と聞いて私が真っ先に思い出す、「蒙古タンメン 中本」との思い出です。
山も他にも意味もオチも特にありませんが、しばしお付き合いいただければ。
大学生の私と「蒙古タンメン 中本」との出会い
「蒙古タンメン 中本」は、開店から50年余り「辛さの中に旨みあり!」という辛旨なラーメンを提供し続けているチェーン店です。
ちなみにこちらのお店で提供されるラーメンには11段階の辛さ基準があります。
お子さんでも楽しめる辛さ0から、めちゃくちゃ上級者向けの辛さ10まで。
そして、店名ともなっている定番メニュー「蒙古タンメン」は辛さ5、ちょうど中間くらいです。
さて、私とこの「蒙古タンメン 中本」との出会いは大学生時代まで遡ります。
そもそもラーメン・つけ麺類の激戦区ともいわれている街に私の母校はあるのですが、「蒙古タンメン 中本」の店舗のひとつも大学の比較的そばにありまして。
私が在学していた頃は、所属サークルのメンバーで、新入生をこのお店に連れて行くという習慣が根付いていたんですね。
なので、「からいもの」がそんなに得意ではないなりに、在学中は毎年、頻度は少ないながら大学側の店舗に通い続けていました。
ところで、名物メニューである「蒙古タンメン」なのですが、同店にあるメニュー味噌タンメンの上に辛子麻婆がトッピングとして乗っている仕様となっています。
麻婆。それはすなわち、トロみ。
まぁ野菜もたくさん乗っているんですが、何よりこのトロみ(あんかけ?)のおかげで、時間が経過しても熱がなかなか逃げないんですよね。
いつまでも熱々。なので、いつまでも舌を刺激し続ける辛さも健在なのです。
ちなみに、私の所属サークルにあった新入生を「蒙古タンメン 中本」に連れて行くという習慣ですが、なぜか春先の新入生歓迎の時期ではなく、彼らがひと通り慣れてきた夏の暑い時期に行なわれていたので、
決して広くはない全席カウンターという店内で、汗だくだくになりながら蒙古タンメンを食べる羽目になります。
栄養があり、体を冷やさないものを食べることで夏バテを防止しようという意図があったのかはわかりませんが、
今でも年間の中でも特に夏になると辛さ欲求が増すように感じるのは、もしかしたら当時の名残なのかもしれません。
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カップ麺・蒙古タンメンと邪道アレンジ
さて、そんな大学生活を経て社会人になった私ですが、最初に勤めた会社はなかなかな労働時間の場所。
システムの保守サポートを行なっている部署にいたのですが、担当取引先はほとんど海外で、時差対応もあって、年次が進むほど夜も遅くまで残っている日が増えて行く、そんな環境でした。
そんな環境だったことも影響してか、たとえばお昼はお弁当を持参していても、夕飯はコンビニとかで買って休憩がてら食べることも増えていきました。
そうして、大学生の時は夏の風物詩だった「蒙古タンメン 中本」は、社会人になった私にとっては夜のお供に変化していくことに。
(もちろん毎日食べていたわけではありませんが)
というのも、会社の最寄りのコンビニ・セブンイレブンでは「蒙古タンメン 中本」とコラボレーションしたカップ麺が販売されていたからです。
ちなみにセブンイレブンで販売されていた「蒙古タンメン 中本」のカップ麺ですが、店舗で提供されているものと比べて、トロみ成分は少なかったように思います。
辛旨の豆腐に野菜と具はそこそこ入っていたように思いますが、ちょっと物足りなさを感じた部分でもありましたね。
ところで、社会人になって会社で夜も食べることが増えてきた頃、私の中でひとつブームとなっていたのが「ちょっとしたアレンジ」でした。
さすがに毎日同じようなものを食べていると飽きが来るので、ちょっと手を加えたい、という気持ちが起こっていたんでしょうね。
さとうのご飯+コーンポタージュスープの粉+とろけるチーズで簡易リゾットを作る、くらいの、レンジでチンくらいの手軽さで出来るようなものなんですけれど。
そんなアレンジの中には「蒙古タンメン 中本」のカップ麺に手を加える、というものもありました。
それは、温泉卵ととろけるチーズを細かくちぎったものを足す!という、アレンジというほどのものでもないものだったんですが。
個人の感想ですがカップ麺の野菜というのはどうもボリュームが足りなかったり、またあんかけ的なトロみも足りなかったこともあって、お店のものほどは旨辛感が出てないと感じていた部分もあり。
単純にちょっと辛い、という印象が強かったので、その日のコンディション如何では、食べたいんだけどさして辛さ耐性のない私には刺激が強くてキャパオーバーしてしまう、という日もありまして。
どうにか少しでもマイルドにしようという試みから生まれたのがこの温泉卵+とろけるチーズトッピングというメニューでした。
ちなみに、私がレンチンで簡単アレンジ夜食を作っているときによく覗き込んでは、参考にしたりリ・アレンジを加えた上で再提案してくれたりした当時の上司ですが、
「たまご(温玉・生卵)を入れるのはアリだけど、チーズを入れてまでマイルドにするのは邪道では」
と言われました。なんでやねん、大きなお世話じゃ。
そして上司は汗だくだくでカップ麺の「蒙古タンメン 中本」を食すのでした。
ここからは完全に余談ですが、会社に入ってからの夏の風物詩は、この「蒙古タンメン 中本」ではなく、ガリガリ君に様変わりしました。
というのも、勤務時間が相対的に長く、ちょっとコンビニに出歩くくらいなら特に怒られもしなかった場所だったんですが、
ちょうどおやつ時に誰かがガリガリ君を買いに行き、みんなつられて食べたくなってガリガリ君を食べる、という流れが出来てしまっており、
さらに、買ったガリガリ君が当たりだったかハズレだったか、部署のカレンダーで各々が印をつけていく、というムーブメントにまで発展したからです。
最初の会社は、確かにとにかく労働時間が長く日々疲れ果て、しまいには会社近辺の各診療科目の病院の診察券でロイヤルストレートフラッシュが出来るくらいに体調を崩して辞めもしたのですが、
部署の中自体は少人数でみな年齢も近く、会社の上司と部下というよりは大学の先輩後輩の延長線上みたいな雰囲気があった感がぬぐえない環境でもあったので、
今思い返しても人にだけは恵まれていたな、と、そんなふうにも思ったりします。
会ったりすることはなくなってしまった、というか、そもそももう当時同じ部署だった人たちは全員その会社を去ってしまっている状態だったりもするんですが、
もっと労働環境の良い場所で皆さんに出会いたかったし、少なくとも今、それぞれが健やかに過ごせているといいな、と願っています。
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夏と夜と中本と私・まとめ
というわけで「からいもの」について買いていこうとしたら「蒙古タンメン 中本」で3000文字オーバーする事態に発展してしまいました(笑)
本当は「蒙古タンメン 中本」同様、辛さ11段階から選べる名物のお鍋が美味しい「赤から」というチェーン店についても書こうかな、と思っていたんですが、それはまた別の機会にでも取っておくことにします。
最後に余談ですが、私が今お付き合いしていて結婚を考えている段階の方は大学のサークルの先輩。
当然、最初の方で出てきた「夏の風物詩」としての「蒙古タンメン 中本」にも在学が被っていた頃は一緒に行っていたわけなんですが、
1人だけ辛さ段階9にランクされている「北極ラーメン」を完食していた人でもありました。
私は耐えられそうにないのでチャレンジしてみようとしたこともないんですが、果たしてどれだけ辛いのか……。
「赤から」に行く時は私に合わせた辛さランクにしてもらっているのでいつもやや申し訳ない気持ちになったりもするのでした(笑)
この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)