漫画『不滅のあなたへ』あらすじ・感想・レビュー

漫画

藤代あかり(@akari_fujishiro)です。

つい昨日のことですが、こちらのニュースを見て思わず歓喜してしまいました!

というのも、この「不滅のあなたへ」、かなり好きな作品のひとつだからです。

というわけで、今回はこの『不滅のあなたへ』について、その魅力を少しでも多くの人に知ってもらいたいので記事にしてみました!

漫画『不滅のあなたへ』概要

『不滅のあなたへ』基本情報

『聲の形』でも有名な大今良時さん作の漫画で、週刊少年マガジンにて2016年より連載されており、本作は第43回講談社漫画賞少年部門の受賞作でもあります。

2020年10月からNHKのEテレでのアニメ化も発表され、今注目の作品のひとつです。

『不滅のあなたへ』あらすじ

「観察者」によって、地上に投げ込まれた”球”の形をした”それ”は、ありとあらゆるものの姿を写し取ることができ、また不死身の肉体を持っている。

“それ”は最初に石やコケといった近くにあるものの姿を写しとりましたが、やがて南方から現れ、自分のそばで生き絶えたレッシオオカミに姿を変えます。

そしてレッシオオカミの姿を得てあてもなく歩き始めた”それ”は、やがてそのレッシオオカミの飼い主であった少年ーー”それ”にとっては初めて出会う人間と邂逅。

“それ”がであった少年は、地平線の彼方まで雪に包まれた果ての地で、1人で暮らしていました。

少年は、この地ではみられない果物も食べられるような豊かで楽園のような地を夢見て出かけた彼の仲間たちの代わりに、年老いた者たちと留守番を任されていたのです。

しかし、「楽園を見つけたら迎えに来る」という言葉を残して去った仲間たちは、5年経っても帰ってくる気配はなく、年老いた者たちは1人また1人と彼のもとを去って行きました。

少年は仲間たちがたどり着いたはずの豊かな楽園のような土地に思いを馳せ、ついにレッシオオカミのジョアン(“それ”が姿を借りた者の名)とともに旅立ちますが、

道中で怪我を負ってしまったがために断念。また怪我の状態の悪化から、志半ばで命を落としてしまいます。

“それ”が他者の姿を写し取るためには「刺激」がひとつのトリガーとなります。

“それ”は少年の死を目の当たりにし、少年の姿を写しとりました。

初めて人間の姿を得た”それ”は、少年が望んでいた出会いや刺激を求め、雪原の地から旅立ちました。

そんな”それ”の様子を、観察者は常に俯瞰しています。

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『不滅のあなたへ』のレビュー・感想

“それ”は上記のあらすじで書いた事柄以降に出会う「マーチ」という少女によって「フシ」という名を得ることになるのですが、

他者の姿を模倣する能力の他に無尽蔵の再生能力を持っており、いわゆる「不死身」の性質を持っていることからも起因していると考えられます。

という余談はさておいて、本作は何と言ってもこの「フシ」が無機物からレッシオオカミとなって意識を得、人間の姿を獲得した後は知識なども得ていく、その過程がとても見応えがあります。

最初の生物の姿がレッシオオカミだったために少年の姿になって以降も最初はいわゆる犬食いをしてしまったり、

言葉もろくに話せなかったりもするのですが、前述のマーチを始め、さまざまな人たちとの触れ合いの中で、徐々に人間らしさが出てくるのも魅力的ですね。

そして、これまでに写しとってきたいろんな生物の姿に再度変化することも可能でありながら、

特に最初に出会った人間である少年の姿を基本の姿形としている、というのが個人的にはグッと来るポイントです。

雪原の果ての地には彼とレッシオオカミのジョアンしか生きている者がいなかったために、作中で彼の名が語られることはなかったのですが、

少年が死の間際に「自分のことを忘れないでほしい」と呟いた言葉を、何年経ってもフシが覚えているんだなぁ、と思うと、どうしても涙腺にくるものがあります。

なお、作品が進んでいくにつれ、これまで出会った人々の死を乗り越えたり、彼らの子孫とまた行動をともにしたりという描写も出てきます。

また、フシを追跡する正体不明の生命体である「ノッカー」との戦いも見応えがあり、今後も目が離せない作品となっています。

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漫画『不滅のあなたへ』まとめ

というわけで、漫画『不滅のあなたへ』を紹介してきました。

ちなみに『不滅のあなたへ』ですが、AmazonではKindle版の1巻目を2020年1月現在、無料で読むこともできます。

よかったらぜひこの機会に読んでみてくださいね。

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