突然ですが、たとえば今お付き合いしているパートナーとなんとなくうまくいっていないな、と感じた時。
皆さんはどんな解決方法を考えるでしょうか?
今回は「恋人交換」という思い切った手段に出た4組のカップルの姿を描いた『ラブシャッフル』というドラマについて紹介していきたいと思います。
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ドラマ『ラブシャッフル』概要
『ラブシャッフル』基本情報
ドラマ『ラブシャッフル』は2009年にTBS系列で放送された日本のテレビドラマ。
脚本は野島伸司さん、主演は玉木宏さん。
ちなみにこの『ラブシャッフル』、タイトルから想像しやすいとは思いますが、いわゆる”恋人交換”を行なうことになった4組のカップル(厳密にいうと1組はカップルではないですが)たちのそれぞれの恋愛模様を描いたラブコメディ作品です。
ちなみに、この作品は本放送をリアルタイムで視聴できなかった人のために、民放キー局では初めて行われるオンデマンド配信「TBSオンデマンド・無料見逃しサービス」が導入された最初のドラマともなりました。
『ラブシャッフル』あらすじ
カップル紹介
あらすじ紹介にに入る前に、最初に本作に登場する4組のカップルを簡単に紹介したいと思います。
まず1組は、IT企業の課長職(職も昇進も住まいもすべて婚約者のコネであてがわれている)29歳の宇佐美啓(うさみけい/玉木宏さん)と、
啓の「キラキラした部分が好き」でその姿を見失いそうになる不安から、婚約解消を切り出した、社長令嬢の香川芽衣(かがわめい/貫地谷しほりさん)。
続いて2組目は、3カ国語を操るフリーの通訳者である逢沢愛瑠(おうさわあいる/香里奈さん)と、
一度信頼した相手を理想化し、病的に献身・束縛するきらいがあるために愛瑠から別れを切り出されている大石諭吉(おおいしゆきち/DAIGOさん)
3組目は、元戦場カメラマンで現在は女性グラビア専門で活動している世良旺次郎(せらおうじろう/松田翔太さん)と、
自身は結婚していながら旺次郎と不倫関係を築き、とある目的でこのラブシャッフルに参加している上条玲子(かみじょうれいこ/小島聖さん)。
そして4組目は唯一カップルではないペア。
心療内科の開業医であり、今回のラブシャッフルの発起人でもある菊田正人(きくたまさと/谷原章介さん)と、
彼の患者である美大生、早川海里(はやかわかいり/吉高由里子さん)
以上8人で、当初の恋人・知人関係→1周目の3回組み合わせチェンジ→当初の恋人・知人関係→2周目、といった形でラブシャッフルとその物語が進んでいきます。
『ラブシャッフル』のあらすじ
29歳でIT企業の課長職、と一見するとエリート然としている宇佐美啓。
ただ、彼自身は二流の大学すら卒業できておらず、婚約者である芽衣の父の会社にコネ入社・高級マンションの最上階という現在の住まいも義父に家賃を負担してもらっている、という状態。
そんな啓は、結婚まであと3ヶ月、という段階で突然芽衣から婚約を解消したい、と告げられてしまいます。
心変わりしてしまった芽衣の気持ちが理解できず、なんとかして彼女の気持ちを取り戻したい……
同時に安定した生活を失いそうという憂き目にあいつつ帰宅した啓は、マンションのエレベーターで偶然同じフロアに住む愛瑠・旺次郎・正人の3人と乗り合わせます。
しかし、雷雨による停電でこのエレベーターは停止。4人は一度閉じ込められてしまいます。
復旧を待つ間、正人の提案もあって4人は自己紹介をしあい、それぞれに恵まれた環境や容姿を持ちながら何がしかの問題を抱えている4人はこれを機に、急速に打ち解けることになります。
そして後日、4人は正人がこの日に提案したあるアイデアを実行するため、それぞれのパートナーを連れてレストランに集います。
正人の提案とは、それぞれにあまり上手くいっていない状態の自身のパートナーを皆で「ラブシャッフル=恋人交換」してみるというもの。
啓は乗り気ではなかったのですが、彼の意に反して、芽衣は乗り気で……?!
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『ラブシャッフル』のレビュー・感想
ラブシャッフル=恋人交換
一見、不埒か不謹慎か倫理的になんとやら、なんて言われてしまいそうなフレーズではありますね。
私自身、不貞行為も解決策としての恋人交換も推奨するものではないんですが、
なんとなくうまくいっていない現状のパートナーシップを再考するために、今まで触れてこなかった人間関係に身を投じて揉まれてみる、という選択肢はありなのか?
ということをぼんやりと考えなくもないです。
ただ、放映当時はこのドラマを、そんなに小難しいことを考えながら観ていた記憶は皆無ですね(笑)
個人の感想ですが、『リモート』にしろ『鹿男あをによし』にしろ『のだめカンタービレ』にしろ、
玉木宏さんがやや三枚目よりの役を演じている姿がとても好きで、それを楽しみながら視聴していた、というのが正直なところです。
玉木宏さん演じる啓の代名詞ともいえる
「嘘だと言ってよジョー!」
というセリフ、放映当時に実家で流行っていたなぁということを昨日のことのように思い出します。
というわけで、扱っているテーマ的に眉を潜める人が出たり、あとは脚本が野島伸司氏とあって、掘り下げればもっと重々しい展開を迎えそうな関係性もありましたが、
全体的にはコミカルな雰囲気に仕上がっています。金曜夜9時という時間帯の影響もあるのかもしれませんが。
また、それが「ラブシャッフル=恋人交換」というパワーワードをそこまで意識せずにこのドラマを視聴できた理由のひとつでもあるように思います。
ひとつだけネタバレをしてしまうと、最終的にはどのカップルも最後は解消され、別々の人たちと歩んでいく形でこのドラマは終焉を迎えます。
正人がどんな理由からこのラブシャッフルを発案したのか。
元のパートナー同士を除いた「3組目」が鍵となる、ということ。
それぞれどんな風に別のパートナーと歩むことになっていくのか。
そして個人的には、旺次郎と海里の組み合わせ、というか松田翔太さんのカッコ良さがこのドラマの魅力なのではないかと思います。
機会があったらぜひ観てみてくださいね。
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ドラマ『ラブシャッフル』まとめ
というわけで、ドラマ『ラブシャッフル』を紹介してきました。
ちなみに『ラブシャッフル』ですが、Amazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。
よかったらぜひこの機会に観てみてください。
この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)