ドラマ『おっさんずラブ』(2016年単発ドラマ版)あらすじ・感想・レビュー

テレビドラマ

2018年の流行語大賞にノミネートもされたドラマ『おっさんずラブ』。

主演の田中圭さんはもちろんのこと、上司の黒澤武蔵役の吉田鋼太郎さんや後輩の牧凌太役の林遣都さんなどそれぞれ魅力的な方々の演技に、とても話題になったドラマでした。

2019年の夏には続編となる映画も公開されることが決定しましたが、

実はこのドラマ、2016年に1話完結型のドラマとして放送されていたことをご存知でしょうか?

というわけで、今回は2016年に放送された『おっさんずラブ』のあらすじなどを紹介していきたいと思います。

ぜひ、2018年の連続ドラマ版と合わせて、映画公開前に『おっさんずラブ』の魅力を改めて振り返ってみましょう!

なお、ドラマ『おっさんずラブ』ですが、2016年の単発ドラマ版・2018年の連続ドラマ版ともにAmazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。

ドラマ『おっさんずラブ』(2016年版)概要

『おっさんずラブ』(2016年版)基本情報

2018年に連続テレビドラマという形で帰って来たこの作品ですが、元は2016年の年末にテレビ朝日で放送された『年の瀬 変愛ドラマ第3夜』として単発で放送されました。

この単発ドラマから後に連続テレビドラマまで通して出演されたのは春田創一役で主演の田中圭さんと、彼の上司・黒澤武蔵役を演じた吉田鋼太郎さんのみ。

春田の後輩役は、この単発ドラマ版では長谷川幸也という役名で落合モトキさんが演じてらっしゃいました。

ドラマ『おっさんずラブ』(2016年版)のあらすじ

後輩の長谷川幸也(落合モトキさん)ことハセとルームシェア中の春田創一(田中圭さん)は、

ある日自分の上司である黒澤武蔵のスマホに自分のことを隠し撮りした写真がたくさん存在していることを発見してしまいます。

そしてそんな黒澤からトイレで壁ドンされ「好きです!!」と告白される春田。

困惑・混乱した春田は家に帰ってハセにこの件を相談するのですが、

逆にハセに風呂場で壁ドンされ、

「巨○じゃダメですか!?」

と迫られることに!
(ほかに告白の言葉はなかったものなのか…)

……しかしハセはこの時は冗談だと一笑に付してその場をやり過ごします。春田もホッとし、2人は何事もなかったかのようにルームシェアを続けます。

その後はというと夜2人きりの社内で部長に迫られる恐怖から春田が逃げたりする場面もありますが、

黒澤が春田のためにお弁当を作って来たり、それを春田が食べたりと、

上司と部下という関係なのでむげには仕切れない、という意識以上のまんざらでもなさを若干感じるやりとりも。

そんな最中、春田は同期のあすか(宮澤佐江さん)に部長のことを相談します。
このあすかですが、春田の側はほのかに好意を抱いているようです。

さて、そんなあすかと飲んで帰った春田は自宅のソファでうたた寝していたのですが、

そこに通りかかったハセは、寝入る春田にキスをしようとします。

飛び起きる春田。
改めて自分の好意を伝えるハセ。

しかしそんなハセを「気持ち悪い」と拒絶し、春田とハセは喧嘩別れ状態になってしまいます。

やがて迎えた、会社のクリスマスパーティ。そこでまさかの黒澤vsハセの喧嘩が勃発します。

なぜそこで部長が春田の大好きな寿司にワサビをたっぷりかけて食べたり、
ハセはハセでピザにタバスコをドバドバかけて食べたりしながら春田のことがどれほど好きかアピール。

「俺のためにケンカしないで!!」

と春田からは少女漫画のヒロイン顔負けのセリフも飛び出します。

そしてそんなケンカと仲裁の最中、春田は仰向けになっていた黒澤の上に覆いかぶさってしまうハプニングが発生。

その上、そんな光景を会社の別の後輩に見られてしまい、社内で春田のゲイ疑惑が浮上してしまいます。

しかし、この頃ようやく春田の中で、部長の想いと真剣に向き合うことを決意します。

クリスマスにもらった手編みのプレゼントと手紙。その手紙の中には部長が10年も前から春田のことが好きであったこと、そのために離婚もしたことが綴られていたからです。

意を決した春田は黒澤を呼び出し、ごめんなさい、と彼の想いには応えられないことを告げます。

上司だからなのか、男だからなのか、と黒澤は問いますが、

春田はそうではなく、上司としてはとても尊敬できるし、1人の人としては好きだけど、それは恋愛感情ではないからなのだと告げます。

その場は笑顔で、わかった、と去っていく黒澤。
その後1人になった時に涙する姿はとても健気で切ないです。

一方春田はあすかに、黒澤を振ったことを報告しに行きます。

その際に春田は初めてあすかの部屋を訪れるのですが……

まぁインスタント食品やコンビニ弁当の成れの果てが散乱していたりと、お世辞にも綺麗とは言えないお部屋。

それでも2人はいい雰囲気に……なりかけるのですが、春田の脳裏にはハセの姿が浮かんでは消え、浮かんでは消えてくれず。

春田は家事が一切できませんでした。
それでも、家はいつも綺麗に保たれ、着たものはきちんと洗濯され、食卓には栄養バランスが良く考えられた温かく、手作りの品々が並んでいました。

すべてハセのおかげでした。

春田はついにはあすかを置いて、彼女の家を飛び出してしまいます。

しかし、あすかとの関係を進展させる最大のチャンスもかなぐり捨てて帰宅した春田を待ち受けていたのは静寂でした。

2人がルームシェアしていた家に、ハセの姿はありません。電話にも出てくれません。

大慌てで家を飛び出した春田は、橋の上で彼を見つけた瞬間、こう叫びます。

「勝手にいなくなんじゃねー!!どこ行こうとしてたんだよ!!」

ハセは特に動じた風もなく、前年と同様に年末年始なので実家に帰ろうとしたのだと告げます。

自分が気持ち悪いと彼を拒絶してしまったから出ていかれてしまったのかと焦っていた春田はガックリきますが、

そんな風に自分のことを考えてくれた春田の姿に、ハセの中で嬉しさと春田への愛おしさがこみ上げてきます。

そしてハセは春田にキス!!

直前まで散々、自分は女性が好きなのでハセとは付き合わない、なんて言っていた春田ですが
(でも、友達の中では1番とも言っているのでなかなかにズルイ男である)

「平気かも…?」

と今度は春田からはキス!

ここでこのドラマは幕を閉じます。

[sponsered link]


ドラマ『おっさんずラブ』(2016年版)のレビュー・感想

実は田中圭さんに関してはこのドラマより以前からファンでして、『月刊MEN 田中圭』を購入して握手会付きのトークショー的なイベントに行ったこともあるんですね。

で、そんな田中圭さんの最大の魅力を1ファンとして申し上げるなら

「困り顔が可愛らしい」

ことだと思っています。異論は認めます。

そして「おっさんずラブ」はそんな田中圭さんの「困り顔」がたくさん詰まっている作品だと思うのです。

何せ、春田本人はこれまで恋愛対象は女性、というタイプの人物だったからです。

そして、同性間でそういった感情を抱くということを想定できなかった。

それが、会社の上司や後輩といった同性から熱視線を向けられる、向けられていることを知ることとなったわけですから、

驚いた、戸惑った、というのは致し方のないことだったのかなと思うわけです。

そりゃ困り顔も全面的に発動するわけです。

さて、そんな春田に想いを寄せる黒澤部長と後輩ハセはある意味対照的なタイプです。

黒澤部長はなんというか、もう恋する乙女!という感じ。

手作りのお弁当に手編みのマフラーも作ってきちゃう。

会社のクリスマスパーティでハセと相対した時も、春田の好きなところを挙げていくタイプです。

一方でハセは、わりと静かに春田をここまで支えてきた男です。

黒澤部長と相対した時には、春田に直して欲しいところを挙げながら、それでも、どんなところがあっても春田のことが好きだと伝えるタイプ。

そりゃ、いくら部長が10年間春田に片思いしてきたとはいえ、これまで1年間春田の生活を全面的にサポートしてきたハセにとっては、青天のへきれきであったことでしょう。

もしかしたら部長の存在がなければ、春田に自分の思いを伝えることもなかったかもしれません。

さて、今回の単発ドラマ版では、春田の生活に深く根付き、欠かせない存在であったハセに軍配が上がりました。

しかし、2018年の連続ドラマ版で登場する後輩・牧にはそのアドバンテージがありません。2人が同居するのはドラマが始まってからだからです。

また、本作では同期のあすかのポジションに相当する女の子との関係性に変更があったり(幼馴染のちずが登場する)

単発ドラマ版では描ききれなかった部長の離婚の顛末が描かれたりと、

連続ドラマでは要所要所に単発ドラマ版との違いや、より深く描かれている場面も。

その辺りはいずれ別の記事でまた紹介していきたいと思います。

[sponsered link]


ドラマ『おっさんずラブ』(2016年版)まとめ

というわけで、最後やや脱線しましたが、ドラマ『おっさんずラブ』(2016年版)を紹介してきました。

2018年の連続ドラマ版の続編となる映画が公開される前に、ぜひ最初から『おっさんずラブ』の魅力を振り返っておきたいですよね。

ちなみにドラマ『おっさんずラブ』ですが、2016年の単発ドラマ版・2018年の連続ドラマ版ともにAmazonプライム会員はプライム・ビデオで鑑賞することができます。

よかったらぜひこの機会に観てみてください。

この記事を書いた人:藤代あかり(@akari_fujishiro)

コメント